
スマートフォンが普及し、いつでもどこでもインターネットがつながる環境も整い、「わからないことがあったら、とりあえずネットで調べる!」という行動は日常的なものになっています。
こうした流れはネットユーザーが近隣地域の情報を検索する、いわゆるローカルサーチにも及んでいて、身近にあるお店の情報をネット検索から得ようとする人は、ますます増えています。顧客や見込み客とつながるチャンスを逃さないために、今後のローカルサーチで押さえておくべきこととは何でしょうか? 来たる2015年に向けて、最新のトレンドをご紹介します。
2013年、2014年と検索エンジンのモバイル対応は、ローカルサーチにおいても急速に進められてきました。スマートフォンなどモバイルからのウェブ検索がパソコンからの検索数をしのぐ今、2015年もその流れは続きそうです。
モバイル対応に関しては、Googleなどの検索エンジンも各ウェブサイトに対策を講じるように薦めています。Googleが推奨しているのは、レスポンシブデザインですが、各端末に合わせたページを用意する形でもよいので、モバイル対応に努めることは必須です。
技術的に正しく対応できていないと、検索エンジン側からペナルティを受ける可能性もありますので、注意も必要です。
2013年から2014年にかけて、Googleはローカルサーチの検索結果の表示において、レビューやレーティング(評価)を重視する傾向にあります。Googleとしては、地元の顧客から信頼性の高い口コミや評価を集めて、Google+をより成長させたいという目標を持っているため、今後もその傾向は続くでしょう。
こうした傾向を踏まえ、個々の企業やお店は顧客にレビューを書いてもらったり、評価を付けてもらえるように働きかけ、多くの口コミを集めることが必要となります。加えて、マイナスの評価に真摯に耳を傾けて改善に取り組むなど、全体の評価を上げる努力を続けることも大切です。
SNSからウェブサイトへのトラフィックが増えれば、検索エンジンから高い評価が得られます。有料リンクや、関連性が低い不自然なリンクなど、ペナルティを課せられる可能性のあるリンクに比べ、SNSからのリンクはローカルサーチのアルゴリズムにおいて今後も、「ユーザー同士のつながり」として重視される傾向にあります。
このように、ソーシャルメディアの活用は、マーケティング的な効果だけでなく、検索エンジンからの評価を高める効果もあるので、自然なトラフィックを増加させるためにも、SNSを積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
モバイル対応、レビューの充実、SNSでの情報発信など、ローカルサーチで重視されるポイントは、いずれもユーザーの利便性を高めるものばかりです。検索エンジンからの高評価は、検索するユーザーにとっては価値の高い、便利なサイトであるということを意味します。
ユーザー目線で便利なサイトを目指せば、おのずと結果はついてきます。今後のサイト改善のポイントとしてしっかり押さえておきましょう。
What Will 2015 Bring For Local Search
Small Businesses Don’t Need Local Search – Unless They Want Customers to Find Them