「ebay輸出儲からない」というキーワードで検索する人が結構います。
その背景にあるのは、このままeBayという輸出ビジネスを続けていくことに、自分の未来は明るいのか?
このように考え始めてはいないでしょうか?
実は、このように考えるのは当然と言えば、当然の結論なのです。そのカラクリをこの記事では解説したいと思います。
「ebay輸出儲からない」
なぜなら、儲からない仕組みを作り出しているのは、eBay コンサルタントの存在だからです。これが物事の本質であり、これが答えと言ってもよいでしょう。
現在、 eBayコンサルタントを謳っている人たちは、元々はeBayのセラーの人達です。では、なぜeBayセラーを辞めて(一部には並行して販売もまだやっている)コンサルタントをやってセラーを増やしている(=売り手を増やし、競争原理を煽り、売りづらくしている)のでしょうか?
よく考えてみてください。人間は合理的な生き物です。
合理的な生き物とは、「生存に有利な行動」とる習性をもっています。
つまり、eBayコンサルタントの人は、eBayで販売するよりも、コンサルタントをやった方が儲かる これが結論です。
もし、eBayで販売した方が儲かるのであれば、eBayコンサルタントをやらずに、自らがebayで販売しているいる方がよいはずではないでしょうか。
認知心理学、行動心理学、そして経済心理学の観点からこの現象を分析すると、「eBay輸出は(労力に見合うほど)儲からない」という不都合な真実が、より残酷なほど浮き彫りになります。
経済心理学の基本に「期待効用理論」があります。人間は、その行動から得られる「利益」と、そこにかかる「コストやリスク」を天秤にかけ、最も効用(満足度)が高い選択をします。
eBayセラーとして稼ぎ続けるには、在庫リスク、発送の手間、理不尽な返品、アカウント停止(サスペンド)の恐怖という「不確実性」と常に戦わなければなりません。一方で、コンサルタント業は「在庫なし」「元手なし」で始められ、利益率はほぼ100%です。
もし、彼らが持つノウハウが「魔法のように稼げる秘密」なら、それを他人に安価で教えることは、自らの競合を増やし、自分の利益を減らす「非合理的な行動」になります。 しかし、彼らは教えます。なぜか? それは、「そのノウハウを使って自分で商品を売る期待値」よりも、「そのノウハウを情弱(情報弱者)に売る期待値」の方が圧倒的に高いからです。
これは経済学で言う「情報の非対称性(レモン市場)」の悪用です。売り手(コンサル)は「実はもう稼げない手法である」と知っていますが、買い手(初心者)はそれを知りません。この情報の格差こそが、コンサルタントの利益の源泉なのです。
行動経済学の中核をなす「プロスペクト理論」によれば、人間は「利益を得る喜び」よりも「損失を被る痛み」を2倍以上強く感じる(損失回避性)とされています。
現役セラーにとって、顧客からのクレームやeBay運営からのペナルティは強烈な精神的ストレス(損失の痛み)です。多くのセラーは、薄利多売の疲弊の中で「このままでは精神も資金も持たない」という恐怖を感じ始めます。
そこで彼らは、無意識のうちに「リスクの転嫁」を行います。 不安定なマーケット(eBay市場)から脱出し、より安全で確実なマーケット(情報商材市場)へ移動するのです。 つまり、彼らがコンサルタントに転身するのは「成功者の余裕」からではなく、「過酷な競争からの敗走」と「精神的安定への渇望」という、極めて人間的な防衛本能によるものなのです。
では、なぜ儲からない手法にお金を払う人が後を絶たないのでしょうか? ここには「生存者バイアス」が働いています。
初心者は、数多くの脱落者(屍)を見ることはなく、生き残って声を上げている一握りの「成功者(に見えるコンサルタント)」だけを見てしまいます。 さらに、人間には「権威性バイアス」があり、「先生」と呼ばれる立場の人間が言うことは正しいと思い込む習性があります。
コンサルタントになった元セラーたちは、過去の(あるいは捏造された)栄光の数字を見せることで権威付けを行い、初心者の「楽をして稼ぎたい」という認知の歪みに入り込みます。
歴史を振り返れば、19世紀のゴールドラッシュで最も確実に大儲けしたのは、金を掘った人間ではなく、「金を掘るためのツルハシとジーンズを売った人間」でした。(今の時代なら、AIで儲けているのは、AIを提供しているソフトウェアのプレイヤーではなく、AIを動かすためのGPUを売っているNvidia)
現代のeBay輸出におけるコンサルタントの急増は、まさにこの歴史の繰り返しです。 彼らがコンサルタントに転身したという事実そのものが、「金を掘る(eBay輸出をする)よりも、ツルハシ(ノウハウ)を売る方が合理的である」という何よりの証明です。
したがって、「eBay輸出は儲からない」という仮説は、皮肉にも「eBayコンサルタントの繁栄」によって、逆説的に、しかし完全に立証されてしまっているように思えます。
この「コンサルタントが群がる」という事実こそが、eBayがもはや旨味のある市場ではないことの証明です。では、そこから抜け出し、本当の意味で利益を積み上げるにはどうすればいいのか?
その答えは、eBayとは真逆の戦略をとることです。私が言いたいことは、eBayをやめるのではなく、eBayは継続しつつも、安定した収益を生む柱をeBay以外に作った方が良いと言うことをです。
それは、プラットフォームに依存せず、「自社ECサイト」を立ち上げ、自らのリスクで「広告」を運用し、eBay以上に売上を作るという道です。 「そんなことは不可能だ」「リスクが高すぎる」と思われるかもしれません。しかし、実はこの記事を書いている私自身が、まさにそれを実践し、現実に利益を出し続けている本人です。
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。 私は越境ECの専門家として、巷で高額なコンサルティングを行っている人々やマーケターよりも、はるかに深く、実践的な専門知識を持っています。しかし、その知識を切り売りして「コンサルタント料」でお金を稼ぐことはしていません。
なぜなら、先ほどの「合理的行動」の論理を思い出してください。
もし私が持っているノウハウを他人に売るよりも、自分でそのノウハウを使って自社ECサイトを運営した方が、はるかに大きな利益が返ってくるからです。
これが、私がコンサルタントをやらない理由であり、同時に「自社ECサイト構築」こそが、現在の越境ECにおける「真の正解」であることの何よりの証明です。知識を売る必要がないほど、その知識を使って稼げているのですから。
私が提供するのは、一時的な小手先のテクニック(情報商材)ではなく、私自身が利益を出し続けるために作り上げた、越境ECプラットフォーム「Live Commerce」という「仕組み」そのものです。
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