何かに取り組んでいるときに、はたして私はこれを続けていて本当に正解なのだろうか?
このように感じたことはないでしょうか?
勉強には正解が用意されていて、ある程度勉強法が確立されているため、ゴールにたどり着く方法は個々人のやり方によって選べます。
ビジネスの場合、どのやり方ならうまくいくのか、こればかりは理屈で色々考えるように、体当たりでやってみないとわからないというのがあります。
例えば、私たちがやっている越境ECというビジネスモデルを例にした場合、誰もが売れる越境ECサイトを手に入れたいわけです。では、売れる越境ECサイトとは、どのようなサイトを作ることであり、それを作るために、具体的に何に対して手を動かせばよいのか?この定義があいまいで、人によって意見が分かれるため、余計に分かりづらくなっているわけです。(別に定義されたからと言って、「これが正しい!!」というものでもありません)
例えば、健康を維持すると言えば
というのがありますが、これらの3つは科学的な根拠のある健康習慣であり、多くの医師が主張しています。
では、越境ECにおける”売れるサイト構築”のゴールを(私が)定義するとすれば、
これが、越境ECサイトですべて満たされていればよいということになります。
では、1つずつ順を追って説明します。
英語でウェブサイトを公開した場合、越境ECサイトでは不特定多数の国からの訪問があります。例えば、先日はあまり聞いたことはないと思いますが、フランス領ポリネシアから購入がありました。タヒチやモルディブなどからも購入があります。一般にアメリカやイギリスなどの先進国はもちろんですが、越境ECサイトというのは、あらゆる国からのアクセスがあるのです。
これを前提とした場合、ウェブサイトに絶対に表示しなければならないのは以下のような情報です。すべて、当たり前の情報ですが、私の経験だと、これらの情報がほぼ95%のECサイトでは表示されていません。
商品購入画面に、配送に関するお届け情報が詳細に記載されている
elfsight.comのGoogle Review ガジェットを利用して、簡単に越境ECサイトに統合できる。
ストアマネージャーを活用し、自社サイトにレビューが投稿された例
自社ブランドを顧客に伝えるには、 storybrand社が提供するテンプレートを活用して about us を作成することがおすすめ。ハリウッド映画がなぜ2時間も飽きさせずに顧客を映画の世界にとどめておけるのかのヒントがわかる。
信頼を提供するには信頼を獲得し、それを可視化する必要があります。現代においてそれはレビュー★の数で評価されます。ネット社会では 信頼 = レビューの星 と言って良いでしょう。
レビューは待っていても書いてくれませんし、勝手に書かれてしまうとネガティブなレビューを書かれてしまうリスクがあります。
そこでレビューを積極的に書いてもらう仕掛けが必要です。ここで重要なのが、最適なタイミングでレビューを書いてもらう通知をユーザーに送ることです。
→ ストアマネージャーを設定するだけで、最適なタイミングでポジティブなレビューを増やすことができます。
当社ではストアマネージャーを活用して自社サイトのレビューを増やし、カスタマーサポートを活用してGoogle Review を増やすという2つの対策をとっています。
当社が運営する越境ECサイトでは、獲得したレビューを検索エンジン対策を行うことで、検索結果にレビューの評価を掲載することに成功しています。結果、検索エンジンからのクリック率の上昇に役立っています。
トラブルなく確実に届けるには、徹底した配送ポリシーの策定が何よりも重要です。
これは自社配送をするにしても、外部の物流パートナーを利用するにしても物流に関するポリシーを定めておくことです。そしてその配送ポリシーを基本に社内のオペレーション体制を組み、以下のような事案に対して適切に処理することが重要です。
ここで、いくつか越境ECで想定される物流事故に関する事例と対応策をポリシーをベースに解説します。
→ 通関が長くなる理由は、それなりの理由があるからです。以下の事項についてあらかじめ対策が必要になります。
→ 顧客が関税を払わない理由は、顧客の倫理観以前に、WEBサイトに問題があるからです。
顧客の中には、そもそも関税という言葉すら知らない人がいることを理解しておくことです。
当社が運営するチェックアウト画面の例、注文最終画面に関税と返品/交換に関する同意をした上で注文するようになっている。また、このスクリーンショットは自動保存されており、顧客が関税を払わないといった場合に、このスクリーンショットに加え、関税ポリシーのメールを提示している。これでほぼ99%の顧客は支払い拒否から折れる。
→ 商品を受け取っていないと主張する理由を根本から対策するには、これも配送ポリシーが重要になります。
→ 商品が紛失した場合は、配送ポリシーに従い、調査→補填(または保険適用)を提示します。
上記配送にかかるトラブルの一例ですが、これ以外にもまだ多数のトラブルが越境ECでは発生します。配送ポリシーを定義しておき、これらのトラブルに対してどのように対応するのかをあらかじめ告知しておくことは、ユーザーへの信頼性アップにも繋がります。
越境ECにおける”売れるサイト構築”のゴールにたどり着くには、紹介した3つのポイントに沿ってサイト構築をすればよいのです。
当社のLive Commerceではなく、Shopify や他社のEコマースを利用して越境ECサイトを立ち上げた場合や、ウェブ制作会社に越境ECサイトの構築を依頼する際には、これらの3つのポイントをどのようにして対応したのか、ぜひ聞いてみてください。
これらの対応がされていないということは、越境EC事業をやった経験のない人がサイトを作っていることになるため、ECサイト公開後に想定されるトラブルに遭遇してしまうかもしれません。
今回提示した越境ECにおける「売れるサイト構築」ノウハウについては、当社の経験とノウハウのすべてをストアマネージャーという新ツールに落とし込んだため、これらのことをほとんど考えなくても、ステップバイステップでサイト構築を行うことで、専門家が監修した高度にリスクが排除された越境ECサイトを構築することができます。
なを、125,000円で提供している開店代行サービスを利用すると、これらの設定を当社自身がお客様に代わってすべて設定することができます。越境EC事業をスタートしようと思った時に弁護士や専門家に聞いてもよくわからなかったことが、このサービスを利用すれば、お客様の販売する商品に沿って、最適なポリシーを策定したうえで、越境ECサイトを安全にスタートとすることができます。