サイト運営者は、自社商品名やサービスに関連した検索キーワードの表示結果を日々チェックするなど、検索エンジンからの集客に大きな関心があるのではないでしょうか。 先日、米Googleが、検索の仕組み(How Search Works)を描いたインフォグラフィックスを公開しました。Googleの検索エンジンが、どのようにページを見つけ検索結果をインデックスするのか、そのページランクの仕組みとGoogleのスパム対策とともに3つの項目にわけて判りやすく解説されています。 サイト運営者が知っておくべき内容ですので、順を追ってみていきましょう。
Googleの検索の仕組み「How Search Works」
http://www.google.com/insidesearch/howsearchworks/thestory/
私たちのページは、「Googlebot」というクローラーが、ページ内のリンクをたどり情報 を取得します。Googleはこの情報をライブラリーに貯蔵し検索可能な状態にします。これ を「インデックスする」といいます。ページからページへのリンクが無い場合、クローラ ーに追跡(クローリング)されないため検索結果に表示(インデックス)されません。
Googleは、検索する人にとって、その結果が的確で信頼おける情報となるよう常に求めて おり、200もの独自のルールでページをランク付けしています。この仕組みをアルゴリズ ムといいます。このランク付けには、ページ情報の更新性や信頼性、品質などが影響して いることが分かります。このアルゴリズムは、検索する人のニーズを日々捉えるよう絶え ず変化しています。私たちも検索する人のニーズが何なのか?を常に考え続けることが必 要です。
Googleが無用と判断したページを、インデックスから削除(スパム対策)するところがリ アルタイムで表示されています。また、スクリーンショット付きで削除事例が50あまり紹 介されています。
ページの品質(ランク)をあげるために、他サイトから自社サイトへ無数のリンクを張る 行為は、知識不足が原因だったとしてもスパム行為に当たります。見えなければ良いので は?と、ページ内に隠しテキストを含める行為もまたスパムです。
なぜスパム行為が許されないか?それはもちろん、検索ユーザーの利益を守るためです が、有益なサイトを検索結果に表示しない検索エンジンは使いものにならないという烙印 を押されることを避けるためでもあります。中には、「悪気なく行っていた行為がスパム だった」という事例もあるかもしれません。同じ過ちを犯さないためにも、これらの事例 には目を通しておきましょう。
Googleのスパム対策は、自動かつ手動で行われています。Googleのスパム対策チームが手 動でインデックス削除を行った場合、サイト所有者へ通告されます。サイト所有者は、再 審査をGoogleにリクエストすることができるのですが、そのリクエストの具体数チャート をみることもできます。そのリクエスト数の多さに驚きますね。
Googleが、検索結果をよりユーザーが求めているものに近づけようと日々改修、改善、進 化していることを改めて知ることができました。私たちサイト運営者も、ユーザーが求め ていることを反映したサイトが、ユーザーにとってもGoogle対策にしても最良の結果を生 むということを肝に銘じましょう。
By – Live Commerce G+