越境ECサイト構築・運営 ”板橋式” 海外売上爆増メソッド について

今回のブログのタイトルにある、越境ECサイト構築・運営 ”板橋式” 海外売上爆増メソッド、なんか「怪しい」と思われますよね。

今日は、この説明をしたいと思います。

私自身は、越境ECという事業に対して、デジタルスタジオという法人で事業投資を行い、自身が社長として事業開発を行い、マーケティングをリードするマーケターの立場でもあり、この事業で起業した起業家でもあります。

そして2003年から現在に至るまでの経営ですが、

  • 無借金経営
  • 日本に2拠点のオフィス
  • 1拠点の物流オフィス
  • フィリピンに開発オフィス
  • 毎年10%の成長
  • 年間億単位の投資
  • (Shopifyに代表される)外資ECプラットフォーム依存なし、eBay, amazon の外資モール依存なし
  • 国産プラットフォームで自社越境ECサイトを黒字運営
  • ベンダーロックインとは無縁、100%自社開発、100%自社物流、100%自社カスタマー対応

という経営でして、自分なりには、”そこそこ”うまくいっていると自負しています。

ちなみに、外資系のプラットフォームはケースバイケースで使うべきだと思っておりますので、外資系プラットフォーム全否定をするつもりなどは全くありません。

自社の現金を燃やさずにに、顧客の金でコンサルだけやっている方や、サイト構築だけを受託してる方とは、とっているリスクが全く違います

本当に実力があるなら、コンサルで日銭稼ぎをするよりも自社のリスクで本丸の事業をやるべきだし、例えば Amazon やソフトバンクはコンサルではなく自社でECサイトをやっていますよね。

私も気付けはすでに越境EC事業を10年やっています。(コンサルではなく事業運営側です)
今までにプロダクトやサービスとして公にリリースせず、自社の越境ECサイトだけに詰め込んだ機能、それを実現するために書いたコードアセットがそれになりあります。

これらの機能のうち、普遍的に使えるものをストアマネージャーというプロダクトに昨年のリリースで落とし込んだわけですが、今後は経営の全経験値をストアマネージャーに半年くらいかけて実現し、越境EC構築・運営のノウハウを、”板橋式” 海外売上爆増メソッドという名の元で、Live Commerceの新たな価値として提供してきたいと思っています。

なので、これは極めて真面目なビジネスの話です。

ネット系のマーケティング本は、すぐに使い物にならなくなる

私もかれこれ若い時から数えれば、多数のマーケティング本を読み漁ってきました。
結論から言えばネット系のマーケティング本は出版から2-3年ぐらいは有効だけど、5年経つとほとんど古くなってしまったり、仕様や画面が変わったり、サービスそのものがなくなってしまったりして、長期的に使い物にならなくなっていますよね。そんな印象です。

例えばネット系マーケティングで代表的なものといえば、、

  • SEO対策
    → ChatGPTに代表される AIの台頭により、検索回数は減り続けている。特に、ECサイトにおいてのSEO対策はサイト構築うんぬんではなく、言語・商品・在庫といった「データ」の正確性をWEBサイトにどう落とし込むかという知識をデータにどう変換するかが重要になっている。SEOのノウハウはすぐに古くなる。
  • ネット系広告
    P-MAX 広告Meta Advantage+ という広告手法により、マーケター自身の技量・経験値よりもデータの質が広告のパフォーマンスを決定づける要因になってきている。
  • SNS系
    → ネット通販では、いまだにメールマガジンの方が高いCVRが出ている。
  • 商品の見せ方
    → データスクレイピング技術の台頭により、商品知識・業界経験値よりもデータを効率的に集める技術が重要になってきている。

などなど、これらは本で学べません。
ノウハウが濃すぎて本に書けない内容ばかりなのです。本に書いても、時代とともに価値観が変化してしまうので、最新のノウハウとは、やはりWEBサイトでコードに落とし込むしかないのです。

なので、無能なコンサルやサイト制作会社を使うことを考えていたりするよりは、越境ECサイト構築・運営 ”板橋式” 海外売上爆増メソッド をLive Commerce の事業課題として開発していこうと決心しました。当初は越境ECサイト構築ソリューションでしたが、今もそれであることには変わりないですが、現在は若かった時と比べるとノウハウがあるので、それをソリューションに落とし込みしたいと強く感じるようになりました。

このノウハウを機能に転換し、これから実装を計画しているEC機能や哲学を、今後Live Commerceで提供するストアマネージャーに段階的に投入したいと考えています。

今後の開発事案・リリース情報を可視化

Live Commerceのトップページにリリース情報を掲載しました。今まではリリース情報というのは半年に一度ぐらいでしたが、今後は毎週ペースで更新していきたいと思います。

これは、現在何を開発しているのかと、その進捗情報をタイムリーにお届けしたいと思っています。

現在は、2025年8月29日以降に発表されたアメリカにおけるデミニミス施策の停止(終了)に伴う、関税元払いに対するFedExと DHL プラグインの軽微な修正が課題としてあります。これはDDP方式で貨物を米国に送る場合のインボイスとラベル出力の自動化を目的としたものです。

実際には自動化しなくてもFedExやDHLのオンラインサイトで作成できるため、大きな機能ではありませんが、それでもDDPで受注をした場合にラベルの出力が(現在の現在の手動から)自動化されれば、オペレーションコストの削減、生産性の向上という観点ではとても意義のあるシステム改修になっています。

システム開発は大きく分けると

  • 売上拡大
  • 経費削減

この2つのどちらかです。開発事案にはこのどちらに属するのかがわかりやすいようにラベルで表示されています。

大まかな方向としては、

  1. ノウハウを中心に開発する
    → 例えば、越境ECのデザインだったり、ポリシー等
  2. Discovery Japan Mallにある全機能(全ては説明できませんが、すごい量です)をストアマネージャーに実装
    → 例えば、決済・物流・税金・メールテンプレート・マーケティングインフラ等

また、開発時間に関する進捗情報については、今後私自身がメールマガジンのほかにYouTubeでも情報提供をしていきたいと考えています。

関連する記事

ドロップシッピング – 昭和の問屋から平成のオンライン問屋へ 問屋機能を潰さないための事... ドロップシッピングというと、在庫を持たないでネットビジネスをやっている、、実際に在庫を抱えている小売店舗からすればドロップシッピングなるものはビジネスではない! と小売店の頑固おやじ社長から若者向けに罵声が飛んできそうな感じるがするが、一方でドロップシッピングという仕組みをオンラインで構築し...
Live Commerceはどこまでの負荷に耐えられるか?... Live Commerceは現状のままでどの程度の同時アクセス数に耐えられるか。開発チームとしては、自分たちの開発したアプリケーションなので、とても興味があります。 もちろん、検査すればシステムの性能がわかります。 検査をして、ボトルネック(負荷の根源)を探し、改修すると高負荷になっ...
インフルエンサーマーケティング 2023年春 注目のトレンド... 最新の「インフルエンサーマーケティング」のトレンドを3つご紹介 TikTokやインスタグラムはもはや若者の検索エンジン! 「え?そうなの?」と驚かれた方はぜひ、読み進めてみてください。 検索エンジンの代名詞とも言えるGoogleですが、同社独自の調査によれば、Googleを検索...
デモサイトアップデート 本日、デモサイトをアップデートしました。次回リリース予定の下記3つの機能を実装しています。まずはテストドライブということで皆様より意見など頂ければと思います。 SEO URL デモ 商品ページやカテゴリページのURLに商品名やカテゴリ名が入るようにしました。これはいつでもON/OF...
開発バージョンを指定できるようになりました... Web制作者プログラムで本日よりLive Commerceの環境作成を行う際に、開発バージョンの指定ができるようになりました。 開発チームが最新バージョンでバグが修正されたかどうかを以前のバージョンを簡単に立ち上げることによって、簡単に確認ができるようになりました。 今後、Live Comm...
アメリカ向け越境EC デミニミス措置終了後の攻略法 2025年9月版... アメリカ向けの越境ECは2025年8月29日を境に、ビジネスモデルが大きく変化しました。 それまでの「デミニミス(de minimis)規定」により、800ドル以下の貨物には関税が課されず、中国をはじめとする各国からの越境ECは拡大を続けていました。 しかし、8月29日以降に発動された「トラン...

コメントをどうぞ