Live Commerceには、日本円・USドル・人民元の3通貨が設定されています。
その他の通貨を追加したり、不要な通貨を削除して利用します。
通貨の登録や削除は、通貨管理で行います。
多通貨表示のしくみ
商品の価格は、サイトの基準通貨で登録します。
基準通貨が日本円の場合は、商品データの価格タブには、価格の単位が円と表示されます。
他通貨の価格は、基準通貨を1として、為替レートを元に計算されます。
為替レートは、通貨管理で確認できます。
このサイトで1,000円の商品を見てみます。
通貨切替ボックスで、日本円からUSドルに切り替えます。
通貨切替ボックスは、theme_0の場合カテゴリページにあります。ヘッダーに含まれるテーマもあります。
価格は$9.00と表示されます。 [1,000円 × 0.009 = $9.00]
為替レートの取得
為替レートの取得方法は以下の2つです。
- 手動で取得 – 通貨管理で、通貨一覧画面の[為替更新]ボタンをクリックすると、最新のレートに更新します。
- 自動で取得 – Live Commerceお申し込み時にオプションとして為替自動更新を選択すると、1日1回自動でレートを更新します。(起業家プランは対象外)。
海外からの購入に対して価格を高めに設定したい場合は、為替自動更新オプションを選択せず、あえて高めのレートで固定することでサイト全体の商品価格を調整することができます。
ただし、顧客の住所ではなくサイトの表示通貨によって決まるため、例えば日本の顧客がUSドルで購入すると日本円で購入するより割高になります。
言語と通貨の連動
言語と通貨を連動させることができます。
例えば、言語管理で英語に連動する通貨としてUSドルを指定します。
サイトを英語で表示すると、通貨が自動でUSドルになります。
連動する通貨を指定した場合も、通貨切替ボックスを表示すればユーザーが自由に切り替えられます。
サイトの表示通貨と決済通貨
サイトで表示する通貨と、決済に使われる通貨の関係は以下のとおりです。
PayPal
PayPalの場合、日本のペイパルアカウントで取引できる通貨で表示している場合は、その通貨で決済されます。
上記以外の通貨で表示している場合は、PayPal画面でエラーとなります。
エラーを防ぐには、以下の方法が考えられます。
- 日本のペイパルアカウントで取引できない通貨は登録しない
- 日本のペイパルアカウントで取引できない通貨を登録するが、決済に進む際に取引可能な通貨への表示切り替えを促す
- 例えば中国元で取引したい場合は、日本ではなく中国のペイパルアカウントを取得する
ペイジェント
ペイジェントは、主要な海外通貨での決済が可能です。
株式会社ペイジェントとの契約時に、対応決済通貨を選択します。
契約済みの通貨で表示している場合は、その通貨で決済されます。
未契約の通貨で表示している場合は、エラーとなります。
エラーを防ぐには、以下の方法が考えられます。
- 未契約の通貨は登録しない
- 未契約の通貨を登録するが、決済に進む際に契約済み通貨への表示切り替えを促す
中国向け決済
中国向け決済では、日本円またはUSドルでの決済が可能です。
日本円またはUSドルで表示している場合は、その通貨で決済されます。
それ以外の通貨で表示している場合は、決済方法選択画面に中国決済が表示されません。
対策としては、以下の方法が考えられます。
- 日本円とUSドル以外の通貨は登録しない
- 日本円とUSドルの通貨も登録するが、決済に進む際に日本円かUSドルへ表示を切り替えるよう、メッセージで促す
EMS送料目安の表示
EMSプラグインを有効化すると、商品詳細ページやカートページに送料料金の目安が表示されます。
日本円で配送料金目安が表示され、さらに「Change Country」リンクで国を選択すると、選択した国への配送料金を、表示言語に連動する通貨(指定がない場合は表示通貨)で表示されます。
例:商品詳細ページ (theme_0)
例:カートページ (theme_33)
送料が日本円を基準に計算されるため、通貨管理に登録されている日本円を削除すると、サイト閲覧時にエラーが発生します。
EMS送料目安を表示する場合は、通貨管理に登録されている日本円を削除しないでください。
もしくは、EMS送料目安を表示するコードをテーマのPHPファイルから削除した上で、日本円を削除してください。