在庫管理付き項目選択肢は、1商品に対してサイズとカラーなどのバリエーションがある場合に、それぞれの在庫数を管理できる機能です。
バリエーションの項目は自由に設定できます。
設定すると、オンラインカタログでは以下のように表示されます。
在庫管理付き項目選択肢の表示例
サイズとカラーの組み合わせごとに在庫数を指定することができます。このプラグインで在庫数を設定すると、商品在庫数と同期するようになります。例えば、カラー2種類、サイズ5種類の計10パターン(2×5=10)で、各3個の在庫を指定した場合、合計で30(3×10)の在庫数になります。
この時、商品データの商品在庫数も30に自動でセットされます。
商品データの編集時に、在庫数とこのプラグインで指定した在庫数合計が一致しない場合、在庫管理ができなくなります。商品を直接編集する場合は、このプラグインで設定した在庫数合計と一致するようにして運用してください。
例)商品の在庫数が40で、このプラグインで設定した各オプションの在庫合計が30の場合は、在庫管理が正しく行えません。
事前設定
在庫管理付き項目選択肢を利用するには、あらかじめ以下の設定を行っておきます。
- 在庫を管理する – サイト設定 > サイト設定 > 在庫設定 > ‘在庫計算する’ を「true」、’注文を許可する’ を「false」に設定します。
- 商品を登録する – 通常の手順で商品を登録します。
- プラグインを有効化する – サイト設定 > 機能管理 > 共通プラグイン > 在庫管理付き項目選択肢 を有効化します。
管理画面
商品管理 > 在庫管理付き項目選択肢 に登録した在庫管理付き項目選択肢の一覧が表示されます。
在庫管理付き項目選択肢管理画面
- 新規登録 – 登録画面を開きます。
- CSV一括登録 – 一括登録画面を開きます。
- 検索 – 項目選択肢の商品名に含まれるキーワードで検索します。
- テンプレートタグ – テーマに挿入するタグを表示します。通常テーマにはタグがすでに設置されていますので、挿入の必要はありません。
- チェックボックス – 表示されている項目選択肢データを全て選択します。(別ページのデータは選択されません)。該当データのチェックボックスをクリックし、個別に選択することもできます。
- 一括操作メニュー – 選択した項目選択肢データを一括で削除します。削除を選択後に、[実行]ボタンをクリックします。
- Edit – 編集画面を開きます。
- Delete – データを削除します。
項目選択肢の登録
[新規登録]ボタンをクリックすると、下記の画面を開きます。在庫管理付き項目選択肢登録画面
- 検索 – 項目選択肢を設定する商品の商品名または商品型番を入力し、検索します。
- 検索結果 – 検索結果として商品名が表示されます。複数ある場合は、設定したい商品を選択します。
- 在庫数を表示 – オンラインカタログに在庫数を表示するかどうかを指定します。
- 編集・追加・作成 – 項目選択肢の新規作成、項目追加、編集を行います。
- ソート順の変更 – 項目の並び順を変更します。数字の若い順に表示されます。
利用例
実際にカラーとサイズの項目選択肢を登録してみます。
- 登録したい商品名の一部を入力して[検索]ボタンをクリックします。
- 表示された結果から該当する商品を選択し、’在庫数を表示’を「はい」に指定します。
- 設定’編集・追加・作成’リンクをクリックします。
- 横項目追加を選択します。上記の場合は、横項目はサイズ、縦項目はカラーです。
- 項目名を入力します。まず23.0と入力します。
項目名に「-」「||」「;」「/」 は使用しないでください。
- [追加]ボタンをクリックします。25.0まで4回追加を繰り返します。次に縦項目追加を選択し、グレーとブラックを追加します。
- 各項目に在庫数を入力します。
- 項目選択肢の型番を入力します。
商品データの商品型番-項目選択肢型番の書式になります。
(例)商品型番がTS1213で、オプションの型番がgray-230の場合は、TS1213-gray-230が最終的な型番となり、注文データや注文メールに記載されます。ネクストエンジンでSKU単位での在庫管理を行う場合は、必ず縦項目と横項目の間に半角ハイフン(-)を入れてください。 - [編集終了してデータを確定する]ボタンをクリックします。
- [登録]ボタンをクリックして設定を保存します。
在庫型番設定画面
オプションと併用した場合の在庫計算方法について
在庫管理付き項目選択肢とオプションを併用した場合、在庫項目選択肢の合計数×オプション数で計算されます。
例) 商品123の在項項目選択肢の合計数が10で、オプションAとオプションBが存在
・オプションA×10
・オプションB×10
の計20個を注文可能です。
CSV一括登録
項目選択肢データをCSVファイルであらかじめ作成しておき、一括登録することができます。
商品管理 > 在庫管理付き項目選択肢 > CSV一括登録 をクリックすると、CSV一括登録画面が開きます。
- ファイルを選択 – アップロードするCSVファイルを選択します。
- 作成例 – CSVのサンプルファイルをダウンロードできます。
- アップロード – ファイルを選択した後、アップロードを実行します。
- ダウンロード – 現在サイト上に登録されている項目選択肢のデータをCSVファイルでダウンロードします。
CSVファイルの書式
CSVファイルの書式を確認するには、作成例リンクをクリックしてサンプルファイルをダウンロードすることができます。
その他に、手動で商品に項目選択肢を設定し、ファイルをダウンロードして確認することもできます。
実際にファイルをダウンロードしてみます。
- 商品に対して、サイズ(S/M/L)とカラー(白/赤)の項目選択肢を登録します。
- 商品管理 > 在庫管理付き項目選択肢 > CSV一括登録 をクリックして、CSV一括登録画面を開きます。
- [ダウンロード]ボタンをクリックし、ダウンロードしたCSVファイルを開きます。
- A列:商品型番 – 項目選択肢を設定した商品の商品型番です。
- B列:在庫数の表示 – 在庫数を表示する場合は1, しない場合は0を指定します。
- C列以降:データ – 選択肢のデータを1行分入力します。
形式は「縦項目/横項目-在庫数||項目肢の型番」です。
型番は省略可能です。ただし、ネクストエンジンを使ってSKU単位での在庫管理を行う場合は、項目肢の型番を横項目 – 縦項目の形(半角ハイフン区切り)で入力する必要があります。
上記の例では、白のS/M/Lのデータを、3つのセルを使って入力します。 - 区切り記号 – 各行の区切りとして「=」(半角イコール)を入力し、2行目以降の入力を行います。
ファイルの項目内容は次のとおりです。
例) C列1行目の値は、「白/S-5||wh-S」 です。これは、白のSサイズの在庫が5個という意味です。
最終的な型番は、商品型番と項目肢の型番「wh-S」を組み合わせた「商品型番-wh-S」 となり、注文データや注文メールに記載されます。