オンラインカタログで表示する文言をコード(定数)として管理する機能です。
言語ごとの値を登録できるので、多言語サイトで言語を切り替えると、その言語で文言を表示できます。
例えば、赤枠で囲まれた部分は、言語翻訳のTEXT_で始まる以下のコードで指定しています。
言語翻訳で管理する内容には、次のようなものがあります。
- オンラインカタログ上の文言
- 入力時のエラーメッセージ
- 利用規約(TEXT_TERMS_TEXT)
会員登録画面に表示します。日本語のみサンプルデータが入力されています。 - 自動送信メール
顧客の注文時(ORDER_EMAIL)、会員登録時(EMAIL_GUEST_REGIST_BODY)、問い合わせ時(TEXT_CONTACT_REBODY)に送られるメールなどが含まれます。
サイト運営者に送られる在庫切れ警告メール(EMAIL_ALART_STOCK)なども含まれます。
コードの値として、HTMLタグを利用できます。
初期値に%dや%sが含まれるコードは、%dと%sの部分に管理画面の設定値が自動で読み込まれます。
言語翻訳画面
コンテンツ管理 > 言語翻訳 に登録済みのコード一覧が表示されます。
言語翻訳画面
- データ一括入力・出力 – コードを言語ファイルでまとめて編集します。
- 検索 – コードをコード名または値で検索します。
- テキストの追加 – 新たなコードを追加します。
- 言語選択 – 表示する言語をリストボックスで選択します。
- 実行 – 表示する言語を選択してクリックすると、選択した言語に切り替わります。
- 削除 – コード名の後ろにあるゴミ箱アイコンをクリックすると、データを削除します。
- 基準値 – 日本語の値を表示します。
- 値 – 選択した言語の値を表示します。編集が可能です。
- 自動翻訳 – 日本語以外の言語の場合に表示されます。クリックすると、日本語を翻訳した内容が入ります。翻訳サービスの設定については、翻訳設定を参照してください。
- 更新 – クリックすると、編集内容を保存します。
コードの編集
コードを編集する際は、言語翻訳タブのコード一覧から探すこともできますが、検索タブを利用すると便利です。
検索タブ画面
- 検索語句 – 検索したい語句を入力します。
- 検索対象 – コード名と値のどちらを検索対象にするかを指定します。
- 対象言語 – 検索対象の言語を指定します。
- 表示件数 – 1ページに表示する件数を指定します。
- 検索 – クリックすると、指定した条件で検索します。
値から検索
実際にオンラインカタログのコードを編集してみます。
サイト設定 > サイト設定 > 在庫設定 > ‘在庫計算する’をtrueにしている場合、商品詳細ページの在庫欄に以下の赤枠内の配送情報が表示されます。
商品詳細ページ
このコードを編集する方法は下記のとおりです。
- コンテンツ管理 > 言語翻訳 > 検索タブを開きます。
- 検索条件を次のように設定します。
検索語句:翌日配送
検索対象:値
対象言語:日本語 - 検索ボタンをクリックします。
コード名:TEXT_PRODUCT_STOCK の値であることが分かります。
以下の赤枠内の箇所を編集し、画面右下の更新ボタンをクリックして変更を保存します。
- オンラインカタログでコードが変更されていることを確認します。
- 2.で対象言語を切り替え、日本語以外の値も編集します。
コード名から検索
言語翻訳のコードは、テーマフォルダ内のPHPファイルで使われています。
例えば、商品詳細ページ(product.php)に、以下の記述があります。
TEXTS_IMAGE_POPUPの内容を調べる方法は、下記のとおりです。
- コンテンツ管理 > 言語翻訳 > 検索タブを開きます。
- 検索条件を次のように設定します。
検索語句:TEXT_IMAGE_POPUP
検索対象:コード名
対象言語:日本語 - 検索ボタンをクリックします。「画像をクリックして拡大イメージを表示」と表示するコードであることが分かります。
- オンラインカタログを日本語で表示し、該当箇所を確認します。
コードの追加
インストール時に用意されているコード以外に、オリジナルのコードを追加することができます。
言語ごとの値を設定できるため、多言語サイトを運営する場合に便利です。
例えば、言語ごとに出力内容を変えるには、PHPファイルに以下のように記述します。
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<?php if(c::getLang()=='ja'){ echo ‘日本語の値’;} else if(c::getLang()=='en'){ echo ‘英語の値’; } else if(c::getLang()=='zh'){ echo ‘簡体中文の値’;} else if(c::getLang()=='zh-TW'){ echo ‘繁体中文の値’;} else{ echo ‘その他の場合’;} ?> |
コードの内容を変更するには、PHPファイルを編集する必要があります。
一方、言語翻訳でコードを追加すれば、PHPファイル内の記述は以下のようになります。
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<?php echo TEXT_SAMPLE_CONSTANT; ?> |
コードを追加するには、コンテンツ管理 > 言語翻訳 > テキストの追加タブをクリックします。
テキストの追加タブ画面
- 言語選択 – 追加する値の言語を指定します。日本語を指定すると、コードの基準値として表示されます。
- コード名 – コード名を入力します。
- 値 – コードの値を入力します。HTMLを使用できます。
- 送信 – クリックすると、コードを保存します。
言語翻訳タブか検索タブで作成したコードを開き、言語を切り替えて他言語の値を設定します。
言語ファイルで一括編集
コードを言語ごとにXMLファイルにまとめ、一括で編集することができます。
ファイルを利用するには、コンテンツ管理 > 言語翻訳 > データ一括入力・出力 をクリックします。
データ一括入力・出力画面
- エクスポートする言語 – 追加する値の言語を指定します。日本語を指定すると、コードの基準値として表示されます。
- エクスポート – クリックすると、選択した言語のXMLファイルをダウンロードします。
- ファイルを選択 – クリックし、入力ファイルを選択します。
- インポート – クリックすると、選択したXMLファイルで既存のXMLファイルを上書きします。XMLファイル内の < lang_name > で指定された言語のデータが上書きされます。