Reebonzの今年のアジア・ラグジュアリー・インデックスによれば、靴とアパレルの分野において急成長をしているとの記事です。例えば、香港ではブランドスニーカーの売上高は昨年48%増、高級Tシャツは6倍に増加しました。最も購入した中古ブランドであるChanelは、昨年のReebonzの2倍だそうです。
報告書によれば、中古品の対する認識の変化は、Reebonzの中古品カテゴリーの売上高の40%を占めており、今後のアジアにおける中古品ブランド市場においては大きなポテンシャルがあることがわかります。このレポートはオーストラリア、中国、香港、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、シンガポールでReebonz独自の取引データおよび不特定の業界レポートを参照しているとのことです。
中古品の海外向けビジネスと言えば、ヤフオクで仕入れてeBayで売るという手法が10年以上前からありましたが、eBayというマーケットの特性上、欧米を中心にした経済圏となっており、まだまだアジアにおいては成長の余地がありそうという感じかと思われます。私自身も4年ぐらい前までヤフオクで仕入れた中古ブランド品時計をeBayで販売し、かなりの利益を上げていましたが、現在は中古品ブランド企業自体がeBayに参入するようになったため、個人セラーの競争はより激しくなってきており、利益率もかなり薄くなったと感じます。
ヤフオクの海外販売といえばbuyeeが有名ですが、これらのサイトがまだリーチできていない市場として未開拓のアジアがやはり有望な市場になると思います。
中古ブランド品大手のkomehyoや大黒屋のウェブサイトを拝見したところ、まだ自社サイトとしては海外向けのサイトを用意できていないようです。日本から越境ECでどの企業がデファクトを握るのか、今後の動きが楽しみです。
ニュース元 : Here’s Why Pre-Owned Luxury Fashion Are Growing In Asia