« ブログのトップページに戻る

越境EC 台湾のポテンシャルは?

   投稿者 : 2017年5月23日 By

イメージ画像

越境ECと言うと、まず、その市場としてイメージされるのはアメリカ、中国だが、中国の南、台湾もなかなか魅力的な市場であることはあまり、知られていない。
今年、5月9日にナビプラス株式会社が発表した越境ECで買い物をした、相手国で売上トップは台湾となって、2位はアメリカ、3位は中国であったと報告している。
調査期間は2016年4月から2017年3月で、ECサイトは同社対応のソリューションと限定されたものだが、中国本土とは違うインターネット環境にある台湾は、注目の市場と言える。
今回は、この親日国として有名な台湾の越境ECポテンシャルについて見ていこう。

 

●台湾のインターネット環境

台湾のインターネット普及率は83.99%と高く、地下鉄など交通機関やカフェなどでもWi-Fi回線を利用できる。
以下に台湾の人口、インターネット環境、EC市場規模などを表にした。

zu01

台湾のEC市場の成長推移

台湾は日本とインターネット環境は同じと考えてよいだろう。
台湾のEC成長率は年間110%超、そしてスマートフォンの普及、EC利用額など越境ECポテンシャルは高い。

zu02

SNSではFacebookが圧倒的人気

SNSの利用を見ると、Facebookの利用率が78%、1,800万人と非常に高い数値になっている。
日本のFacebook利用率は19%程度なので、その人気の高さが圧倒的だ。また、LINEも70%の利用率と人気が高い。
集客を行うには、Facebook広告やLINE@でのプロモーション、クーポン配布などが有効な手段のようだ。

決済はコンビニ決済が特徴的

台湾は一人あたりのコンビニ店舗数が一番多い国として有名で、コンビニ大国でもある。結果、国内EC決済ではコンビニ決済が多く利用されているようだ。
また、EC決済では後払い可能な決済サービス「後付款」(AfterPay)がスタートしている。クレジットカード、PayPalなどの決済も問題なく利用されている。

 

●台湾でよく利用されているECサイト

Yahoo! 奇摩

yahoo

2005年の台湾市場に参入した「 Yahoo! 奇摩」はYahoo系のECサイトでシェアは54.5%でトップである。
販売内容はファッション・雑貨・電化製品・家具や書籍など様々な商品が販売されている。売れ行きはアパレル系が強いようだ。

 

PChome線上購物

pchome

「PChome線上購物」は当初、パソコンなど情報サイトとしてスタートし、2000年にPChome線上購物のB2Cをスタートした。
「PChome線上購物」のシェアはYahooに続き23.7%となっている。

 

momo購物網

momo

「momo購物網 」は2004年9月にスタートしたECサイト。シェアは17.2%となっており、ECサイト以外にもカタログ通販、TVショッピングのチャンネルがあり、ターゲットは女性ユーザーを中心としている。

 

博客來

mook

「博客來」は1995年にネット書籍の販売からスタートしている。現在では書籍以外に、CD/DVD、食料品、化粧品、玩具、家電なども販売している。
他社のと違いは書籍を強みとして、販売は海外からの注文にも対応しているところだ。

 

楽天台湾

rakuten

2009年に日本の楽天が台湾EC市場に参入し、オープンしたのが「楽天台湾」である。
楽天台湾はファッションやグルメなどの商品が人気で、ECサイトではランキングやポイント制度などがあり、日本と同様のサービスとなっいる。

 

●5月、台湾消費者が越境ECで購入したもの

当社Live Commerceとご契約のお客様が越境ECで販売している商品で、台湾で5月に多く注文があった商品にはどんなものがあったのかを調べてみた。
売れ筋商品は、これから夏に向けてのTシャツやキャップなど、ファッションアイテムが中心にオーダーが多かった。他には蜂蜜や紅茶、お酒などの食品類も人気だった。

taiwan

 

●まとめ

台湾は訪日外国人の累計でも、毎年300万人から400万人の人が日本に訪れ、常に3位と親日国として知られている。
また、インターネット環境、マーケット構成、成熟したEC環境、さらにマーケティングもFacebookやリスティング広告などを活用できるなど、日本とよく似た環境にある台湾は、市場での展開は初期リスクが少ない国と言える。
海外販売へ初めてトライしたい、アメリカなど海外販売を展開しているが、業績が上がらないなどのEC運営者は、この台湾市場への展開を検討してみてはいかがだろう。

 

参考:

関連する記事

製造業の「海外進出」「海外展開」について... 皆さん こんにちは。 これから、「日本の製造業」そして製造業の「海外進出」「海外展開」についてお話をしていきたいと思います。 本題に入る前に少し私のことをお話しさせてください。 私の前職は、生産設備や産業機械向けにマイクロコンピュータを利用した機器、コンポーネントを開発・製造・...
ヨーロッパの関税、税金について 今やスマートフォンで海外サイトのショッピングを楽しめる時代だ。下記の図はヨーロッパEU国内と国外との取引を比較したものだが、確実にクロスボーダー(海外オンラインショッピング)の割合が増加している。 ヨーロッパ国外及び国内においてはヨーロッパ国外の商品を確実に購入する消費者が増加している。 ...
ドイツ、スウェーデン、ルクセンブルクの2015年のEコマースをレポートする... ドイツでのオンラインやメールオーダーの注文による売り上げが昨年度より12%も増加している。この増加 は、店舗での販売を大幅に超えている結果となり、成長率は3.1%、2015年のドイツでのオンライン販売総売り 上げは598億ユーロという莫大な金額だ。 今回はドイツ、スウェーデン、ルクセンブルグ...
イギリスのトップEコマース500社 Internet Retailing社は最新のイギリスのトップEコマース500社を発表、イギリスでは、AO, Argos, Holland & Barrett, Topshop やNext などが最大手となる。 この毎年実施されるランキングは今年で3回目で、特にクロスボーダーや様々な...
「製造業の海外展開」 アメリカという市場... 皆さん こんにちは。 さて今回から、反省と新たなチャレンジについてお話を進めて行きます。 海外販売第一歩が成就できなかった要因の一つは、「マーケティング」の不足、いや全くそのような考え無く始めたことに他なりません。 マーケティングの前に『自分の立ち位置』の不明瞭さを問題点として認識し...
オランダでEcommerceWikiがスタート EcommerceWikiをご存じでしょうか? オランダでは数社の企業がこのEcommerceWikiをスタート。これは、専門家が世界中で集めたEコマースに関する話題や情報が満載。Eコマースのプラットフォームやソーシャルメディアの使い方、宣伝広告、販売など注目のサイトである。 Ecomme...

タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。