ロシアのEコマースが急成長

イメージ画像

ロシアの国内売り上げは2014年の5600億ルーブルから2015年は6500億ルーブルに急成長している。 さらにオンラインショッピングでの売り上げはたったこの6500億ルーブルの2%の850億ルーブルであるという事で今後もさらに成長する見込みがある。現在、国内マーケットはややスローダウンしているが、オンラインショッピングの売上高は急速に増加している。

 

ロシア国内ECは毎年、着実に伸びている

昨年度は約1600億件のオンラインで購入されロシアに送られた配達件数が前年度より10%増加している。 Data Insight の分析によると 国内マーケットは16%増加、6500億ルーブルの売り上げ(73億ユーロ)、平均購入価格も増加しており、2014年度の42.2ユーロから45.6ユーロに増加している。
この中でも特に売れているアイテムはスポーツ用品とアウトドアなどのレジャー品、ペット用品、子供の本、服飾、靴、さらに食料品という事である。
前年度に比べて携帯などのデパイス品や家電、化粧品、香水などは前年度と比較し売り上げは減少している。傾向として小さい市や村での要求は高まっているが、まだ、供給が追い付いていない状態で、ロシアの平均を下回っている。
ロシアの東部(Primorie, Sakhalin and Khabarovsk)などの地域でもそうである。成長率は首都のモスクワやセインとサンクトペテルブルクや殆どの大都市で緩やかになっているが、VoronezhfやNovosibirskではまだ急成長している。 

ロシアのEC伸び率グラフ

 

不況の中でもディスカウントサイトでは売り上げ増

ロシアでの経済不況や為替の影響を受けた会社もあったが、Ozonなどの大手企業は着実に成長を遂げており年間30%の増加、500万件の注文(200万アイテム)の売り上げを記録している。ロシアのトップファッションディスカウントサイトKupiVipの売り上げは昨年度の40%増である。
KupiVipが、オンライン消費者の傾向を分析した資料によると、経済不況の影響もあり、83%の消費者はディスカウントの商品を求めており、前年度より1.5倍増加、さらに58%のオンライン消費者は購入した服の半分以上は、割引価格で購入しているという結果が出ている。

ロシアの越境ecマーケット

 

越境ECサイトでの注文が急増

Data Insightの分析によると,越境ECサイトが最もロシアのEコマースマーケットで成長している。2014年では越境サイトでの注文が4700万件、配達件数は7500万件(これはおそらくEbayなどの複数注文で別便発送のため)このロシアの成長は、国内で商品やサービスがない場合の多くが越境サイトを利用するという事だ。

 

中国が越境サイトのメインに

2014年度は中国のサイトの利用が越境サイトでトップで、注文件数も2倍で45%から72%と急成長している。しかし、中国サイトでの購入の実際の取引高は単価が安い事から、ヨーロッパのサイトと比較して低く55%で、ヨーロッパ平均単価と比較して半額である。今後、2-3年件数が増えていけばこれらの数値も変化していくだろう。

 

まとめ

ロシアの国内マーケットの総売り上げが6450億ルーブルに対してその中の2%(850億ルーブル)が越境サイトでの購入、そしてこの越境サイトを含むEコマースの売り上げは毎年42%増加していることは、かなり潜在性の高いマーケットで、現在は、中国からの購入がほとんどであるが、今後はロシアが求める性能の良い日本製品も期待できる。
小さな都市や村には、インフラ整備ができていないのが、難点であるが、ロシア国内の大手配送会社などと提携しサービスを向上すればまずます可能性の高い国である。

 

 

参考サイト: Ecommerce News. About Cross-border, Statistics with tags Russia. 3,178 views https://www.internetretailer.com/commentary/2016/02/08/russian-e-commerce-domestic-sales-slump-chinese-imports-soar

関連する記事

越境ECモールDiscovery Japanモール開設にあたってのセミナー...   Live Commerce では利用者様の商品を総合的に集めた新サービス「越境ECモール」を 5月初旬に開店いたします。 http://www.live-commerce.com/mall/ 越境ECモール(Discovery Japanモール)では、無料で出店できるプラン...
活況する中国越境ECの今 先週、中国のECサイトが一斉にセールを行う11月11日「独身の日」は中国のショッピングサイトでは最大の商戦日だった。 中国最大手のアリババグループはこの11月11日、1日だけで、昨年は約2兆500億円の取引額(売り上げ)をあげている。今年はどのくらいの取引額があったのだろう? また、中国の...
Live Commerceで日本の釣り具を世界に販売する 「ASIAN PORTAL」大谷社長にイン... 今回は、今年6月より、スタートアップした「ASIAN PORTAL FISHING」の大谷社長にいろいろとお話を伺った。「ASIAN PORTAL FISHING」では日本の釣り具メーカー約300社を集約し、Fishingに特化した商品を海外に販売している。 オープン間もないが、事業内容や...
日・EUの経済連携協定 発効! ドイツのEコマース最新事情... 2月1日、日本とEU(欧州連合)の経済連携協定(EPA)が発効された。 これにより、欧州産のチーズや豚肉、ワインは値下がり、日本車は関税が8年後に撤廃される。 今後は全品目ベースで、EU側が約99%、日本側は約94%の関税が撤廃される。 日本からは、自動車の他に、日本酒や肉類、果物のEU輸...
越境ECセミナー開催 『衰退か、成長か?』... 日本に居ながらにして、全世界の人々を相手に商売ができる「越境EC」に大きな注目が集まっている。 今回は、その越境EC事業で2017年後半から毎月150%の売上を記録している"Dicovery Japan Mall"。 その現場でマーケティングに注力し、様々な施策を試みているデジタルスタジ...
中国最大の検索エンジン「百度」を知ってますか?... 今年1月9日、中国大手IT企業、百度(Baidu)はアメリカはロスアンゼルス、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にて、自動運転のオープンソフトウェアプラットフォーム「阿波羅(アポロ)2.0」を発表した。 アポロは「百度」のAI戦略の一つで、自動運転の為のプラットフォームであ...

タグ: ,

コメント / トラックバック1件

  1. […] 先般の当社ブログ記事でも記してあるが、経済的には失速感のあるロシアにおいても、Eコマースは堅実な伸びを示している。 昨年2015年のロシアEコマースの売り上げ203億ドル($20.3B)=約2,436億円(1USD=120JPNで換算)であり、Eコマースからの売り上げは毎年42%増加しており、今後もこの傾向は続くと思われる。 また、Eコマースへのユーザーアクセス数を見ると、パソコンからが80%、タブレット12%、スマートフォンが8%となっている。 需要の大きいカテゴリーは、衣料品、靴などファッション系アイテムと3C電化製品だ。オンラインショッピング市場の中心はモスクワとサンクトペテルブルグがあるが、インフラが整備されれば、ロシアの各地方都市にも波及し、ますます拡大すると思われる。 […]

コメントをどうぞ