今や、twitterもYoutubeもTiktokなどSNSにも搭載されている高精度レコメンドエンジン。 その最先端レコメンドエンジンはAmazonやNetflixと言える。
また、独立系ECサイトにおいても、レコメンドエンジンは他のサイトとの差別化できる機能として、さらに、売上げアップにも繋がる強い味方となっている。
今回は、ECサイトのレコメンドエンジン10選として、サービス概要、料金、導入企業などをまとめた。
レコメンドエンジンとは、ECサイトやWebサイトで商品やコンテンツをレコメンド、つまり、「おすすめする機能」を指す。 サイトに訪れたユーザーの購入履歴や閲覧履歴からデータをとり、関連性の高い商品をピックアップし「おすすめ」する。
メリットは、たくさんある商品やサービスの中から、ユーザーにあった商品を見つける手助けしてくれるところだろう。
ユーザーの好みに見あった商品を提示することで、ユーザーの購入確率のアップが期待できる。
そして、何より。このサイトは商品検索しなくても好みの商品を提案してくれて、「買いやすい」「楽しい」など、ユーザー体験向上に繋がり、サイトブランディングにもなるだろう。
ここでは、ECサイトのレコメンドエンジン比較10選として、どのようなレコメンドエンジンサービスがあるか、そのサービス内容、料金などを見ていこう。
「さぶみっと!レコメンド」は、1700サイトの導入実績と10年以上のレコメンドサービス実績を有している。
レコメンドエンジンはユーザーの閲覧・購入履歴を解析し、適切なアイテムや情報を表示するというもの。
ECサイトでよく利用されるレコメンド形式はほぼ網羅されており、機能の種類は、PV・CVレコメンド、ランキング機能、ユーザーベースレコメンド、カート内レコメンド機能、オプションでサジェスト内レコメンドなどがある。
また、ユーザーごとのおすすめ商品をメール配信できるレコメンドメール機能もある。
ソーシャルインテリア、タカラトミー、阪急阪神不動産、ネイチャーズウェイ LUPIS(ルピス)など
https://www.submit.ne.jp/recommend
「Adobe Target」は、アドビ株式会社が提供するレコメンドエンジン。
機械学習やAIによる顧客のデータ分析も可能なので、ECサイトの作り方やレコメンド機能の使い方に詳しくない企業にもおすすめのレコメンドエンジン。
特徴は、ターゲティングに特化していて、使用しているブラウザ・OS・検索エンジンなどからもユーザーの属性を細かく判断する。
つまり、A/Bテストや多変量テストや人口知能(AI)によって、膨大な顧客がいたとしても、その一人ひとりに最適な方法を見つけ出しベストなエクスペリエンスを提供する。
要問い合わせ
ソニー銀行、三井不動産、日産自動車など
https://business.adobe.com/jp/products/target/features.html
「ZETA RECOMMEND」は、ユーザーの購買履歴や閲覧履歴、検索履歴などの行動履歴を元に、各ユーザーの特徴づけを行い、リアルタイムにレコメンドを提示することができる。
アパレルや家電、食品など、各業界を網羅したECサイトへの多数の実績があり、サービスに合わせた機能の運用ができるところが特徴。
また、導入後もエンジニアによるサポート体制が整っている。
要問い合わせ
共同通信デジタル、イトーヨーカ堂、ECカレントなど
「NaviPlusレコメンド」は、500サイト超の導入実績があり、大手企業の導入事例が多い。
特徴は「行動履歴」「訪問者導線」「アイテム属性」「訪問者属性」を反映したレコメンドコンテンツを提供しており、一人ひとりに合わせた最適なコンテンツ表示が可能なところ。
実装についても、サイトのシステム環境に合わせた、実装方法、技術サポートを行っている。
東急百貨店、大丸松坂屋、ベルーナ、小田急百貨店、伊勢丹、ミキモト、ジンズホールディングス、コジマなどのネットショップサイト
https://www.naviplus.co.jp/recommend.html
「Logreco AI」は、レコメンドエンジン老舗企業であるLogrecoが作った最新のAIレコメンドエンジン。
特徴はWebサイトにてユーザーが閲覧しているページやチェックしている商品をログから解析し、そのユーザーにとって最適なページや商品を自動表示させることが可能なレコメンドエンジンとなっている。
あらゆる商材に対応し、最長2ヶ月の無料お試しを実施中。
大和ハウス工業株式会社、株式会社ビーグリー、デジタルカタパルト
「楽レコ」は、ランキング表示やカテゴリーフィルターにより、ユーザーの欲しい情報をレコメンドとして簡単に表示できるSaaS型レコメンドエンジン。
具体的には、コンバージョン率を、0.1%向上させることが出来ること、商品登録とカテゴリの関連付けは自動でシステムが行い作業時間を削減する。
WALPA、I.D.Clothing HEART、2Outlet (ニアウトレット)、ルミカショップ、フォスターミュージックなど
「ECレコメンダー」は、商品が少なくても多数のアルゴリズムを提供しておりサイトを活性化できる。 エントリープランなら、月額4,743円~利用可能なので、ECサイトの作り方に詳しくない方や低コストで運用し、売上UPを図りたいという企業におすすめ。
https://recommend.ec-optimizer.com/
「アイジェント・レコメンダー」は、複数の機械学習技術を組み合わせ、顧客の行動をリアルタイムで反映した高精度レコメンデーションを実現。
つまり、ユーザーの「今、その時の」関心をすぐにレコメンドに反映することが出来るところが大きな特徴。
新着当日から、レコメンド枠に新着商品を表示することもできる。
また、豊富な経験を持つコンサルタントが継続的なPDCAによる改善提案を行っている。
要問合せ ■成果報酬型(レコメンド経由の売り上げに対する成果報酬型の費用体系) ■リクエスト従量型
京都きもの市場、日比谷花壇、LACOSTE(ラコステ)、ベイクルーズ、ユナイテッドアローズ、エン・ジャパン、日本直販、カクヤス、まんが王国 等
https://www.silveregg.co.jp/service/recommender.html
「チームラボレコメンデーション」は、デジタルアートなどで有名なチームラボ株式会社が運営しているレコメンドエンジン。
特徴はレコメンドのアルゴリズムとして協調フィルタリング、コンテンツマッチ技術をベースしている点。
また、Matrix Factorization、画像認識技術やディープラーニングを取り入れることで、ログの少ない商品でも画像や商品属性、テキスト情報などから、サイトを利用しているユーザーの傾向を加味して、商品と類似商品を勧めることができる。
要問い合わせ
エノテカ・オンライン、日本ペイント、東急リバブル、丸井グループ、江崎グリコなど
【URL】
https://www.team-lab.com/teamlabrecommend/
おてがるレコメンドは、ユーザーの閲覧履歴から、おすすめ商品を自動で表示するもの。
特徴は導入、設定が簡単なこと。 つまり、レコメンド表示用のタグをコピペするだけ。
簡単な操作かつ、低コストでECサイトの売上をアップさせたいと企業にはおすすめ。
また、レコメンドメール配信機能があり、顧客ごとに最適化されたレコメンド商品を提示できる。
https://www.otegaru-recommend.com/
レコメンドエンジンは膨大な商品の中から、よりユーザーのニーズにあった商品やサービスを提示する機能である。
商品数が少なかったり、ユーザー履歴情報が少ない場合は有効に機能しない場合がある。
また、使用しているカートの種類によっては実装出来なかったりする。
ここでは、導入する際の注意点を3点にしぼり解説する。
機能が豊富なレコメンドエンジンは実に様々なことができるが、当然費用は高価になる。
使いたい機能、例えば、おすすめ機能の以外にランキング機能やレコメンドメール、MAツールなど、選択して自社サイトの運用コストとバランスを考える。
PCだけでなくスマホ対応も同時にできるかは、しっかりと確認すべき。
スマホ対応していても、導入は別料金になるケースもあるので注意が必要だ。
導入料金にスマホ対応の表示が含まれるのか、事前に把握すべし。
多くのレコメンドツールの月額は「〇〇円〜」と従量課金制のため、料金が変動するものが多い。
従量課金はPVやクリック数などに応じて料金が変わるので、セール期間などアクセス数が多くなる場合は、想定していた金額よりも高額になる。
PV課金とクリック課金の違いは以下の通り。
「Live Commerceのレコメンドエンジン」は、「Google Recommendations AI」と「Amazon AWS」を搭載したハイブリット仕様である。
2つを併用することでユーザーのログを解析し、22%の収益増加を可能とする。
レコメンドエンジンの特徴は「AIによる関連商品の自動提示」、「ユーザーごとのおすすめ商品の提示」、「AI機械学習による自動化による精度の向上」である。
現在は、Live Commerceを利用されているお客様限定のサービスだが、今後は他のECプラットフォームをご利用のお客様にも提供できるよう開発予定だ。
詳しくは下記URLにて、ご確認いただきたい。
https://www.live-commerce.com/ecommerce-personalization.html
「ECサイトのパーソナライズ機能」