« ブログのトップページに戻る

デザイン4原則でラクラクデザイン -その2:近接-

   投稿者 : 2015年4月17日 By

イメージ画像

UI(User Interface)デザインの基本としてあるのが、「近接=グループ化」するという方法だ。近接とは、関連する要素と要素どうしを近くに配置し、関係の薄いものは遠ざけるという原則である。
今回は前回の「整列」に引き続き、デザイン4原則「-その2:近接-」について見ていこう。

1.見やすい画面デザインをおこうための基本=近接の原則

画面デザインでは情報をグループ化する「近接の原則」は最も活用される手法だ。
この原則はゲシュタルト心理学の近接の要因「近接しているもの同士はひとまとまり=グループ化され認識される」から導きだされている。
つまり、同じ性質、要因のものは、視覚的、デザイン的に近くに配置し、関係の薄いものは離して配置することで、関係性が強化され認識しやすくなるのだ。認識しやすい=見やすい画面デザインを構築することができる。
下の例を見てみよう。(図1)のように情報の配置がバラバラだと、どこをどう見たらよいのか、情報がどうなっているのか、何をしたらいいのかユーザーには伝わらない。ユーザーは目的を達成するためにどうしたらよいか戸惑ってしまうだけである。
そこで、「近接=グループ化」を行い、ユーザー視線を考え、優先順位をつけて配置してみる。
(図2)のように情報をグループ化し、視線の順序を意識し、レイアウトすることで意味のある余白が生まれ、ユーザーに見やすい、伝わるデザインに改善することができる。情報のグループ化はとても重要なのである。

時計の購入内容の比較

「近接」とは、関連する情報をグループ化することである。関連する情報は近づけ、関連しない情報は遠ざける。さらに、優先順位を決め、視線の流れを意識して配置すること。

2.似た要素のものをまとめる

類似要素をグループ化し、関連性の少ない要素は離して配置する。「情報の階層化」も近接の手法の一つだ。
下の例を見てみよう。(図3)のように均等にバラバラにあるものは、文頭から中身をすべて読んでゆくことになり、知りたい情報を探すのに時間がかかる。右(図4)のように似た要素はグループ化し情報の階層化することで、情報が視覚化され、情報を素早く正確に伝え、欲しい情報が見つけやすくなる。

テキストを階層化

3.まとめ. 近接=関連する要素は近づけける

  1. 関連するものは近づけて、関連の薄いものは離す。
  2. 要素間に均等な空白を作らない。
  3. 優先順位を決め、視線に考え配置する。
  4. 似た要素はグループ化し固まりとして見せる。

近接の原則は、内容を理解し、情報の整理、整頓をすることが第一義である。整理したうえで、関連あるものはグループ化し、その塊(グループ)を意図して配置し、さらに関連あるもの、関連ないものに余白を作り意味づけする。
この原則を用いてデザインすることでサイトを訪れたユーザーが直感的に各要素の構成、内容を容易に理解することができる。
WEBデザイナーはECサイト構築の際、サイトの情報を整理し、関連性の高い要素をグループ化し配する、この「近接の原理」を基本とし訪れたユーザーにとって理解しやすいサイトを構築していただきたい。
次回は「3.繰り返し」について説明する。

関連する記事

これからのECサイトに求められるウェブ接客とは?... eコマースの市場規模が大きくなるにつれ、その店舗間の競争は激化し、価格競争は加熱し、気がついたら半分以上が赤字というケースも無きにしも非ずである。これからの時代はeコマースにおいても実店舗と同じように接客を行う、つまり「One to Oneマーケティング」が必要であり、お客様のそれぞれの嗜好にあ...
ECサイトへのアクセスは何から行われ、何がよく買われているか?... 我が国のインターネット環境は、ますますスマートフォン主流の時代になりつつあるようだ。 その内容を裏付けるのが、7月13日に公表された、「MakeShop」のECサイトへのアクセス数の統計データである。この内容を見ると、ECサイトへのアクセスディバイスはパソコンからスマートフォンへシフトして...
グローバルにみた各国の貿易・物流ネットワーク... DHLが先日発表した「GCI」 "グローバルコネクションズインデックス”では、製品サービス、資本、情報、人に関して各国が世界とどれだけ広くネットワークがあるかを分析している。 さらにそのネットワークの深さについても比較している。GCIによると、グローバリゼーションは前年...
お客様はここで離脱してるかもしれない:クレジットカード入力を最適化する8項目... ECサイトでは通常、お客様情報を入力した後に、決済(支払い)方法に遷移する。 その時、クレジットカード決済を選択した場合には、お客様は、カード番号や有効期限などのカード情報を入力する必要がある。説明が不十分なために、ここで離脱する割合が多い。 今回は、クレジットカード情報の入力内容で気を...
トレンドのソーシャル活用術:クロスメディアのキャンペーンが強いわけ... 米マーケティング企業のThe Content Marketing InstituteおよびMarketingProfsによる最新の調査報告B2C Content Marketing 2015 Benchmarks, Budgets and Trendsがリリースされました。109ヶ国、5,000...
アジア最大の企業となったテンセントとは?... 2017年11月、中国3大IT企業のテンセント(騰訊)が時価総額5,230億ドル(約58兆7700億円)とアメリカSNS大手フェイスブックを抜き、アジアの企業として初めて時価総額世界5大企業に入った。 この時価総額世界トップ5企業とは、トップがアップル、2位がアルファベット(グーグルの親会...
このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。