« ブログのトップページに戻る

「製造業の海外展開」 アメリカという市場

   投稿者 : 2015年8月28日 By

イメージ写真

皆さん こんにちは。
さて今回から、反省と新たなチャレンジについてお話を進めて行きます。
海外販売第一歩が成就できなかった要因の一つは、「マーケティング」の不足、いや全くそのような考え無く始めたことに他なりません。
マーケティングの前に『自分の立ち位置』の不明瞭さを問題点として認識しました。

それは、
我々のアプリケーション専用機を購入し使用してくれる人たちは、システムメーカー、製造機械メーカー等の開発担当者が殆どで当然この人たちが顧客です。下請け的仕事のやり方から抜け出せていないせいか、開発のし易さ、求められる機能等多くの要求を聞き改善し顧客の満足を得てきました。
しかし、我々の顧客は最終ユーザーではない、と言う事への想いや配慮が足らなかったのです。
つまり、顧客は最終ユーザーへシステムや機械を納入します。そして、最終ユーザーの使用環境の下で稼働し成果を出さなければなりません。
そして、この使用環境を担保するためにシステムメーカーや機械メーカーは独自の規格基準を定め製品を開発しています。そして、国内では顧客社内基準値を我々に提示してくれていました。

 

しかし、今回のアメリカ販売第一歩の場合は、一般的に市場が求める規格の標準仕様が提示されました。そして単にこの事をクリア出来る事だけに集中していました。
指定された標準規格の基準値はクリアしていましたが、納入先の社内規格基準を満足できなかったのです。そうです、余裕(マージン)の取り方が全く違ったのです。
簡単に言うと確認不足です。
しかし我々は、自分たちの製品がどの様な環境で使用されるのか?と言った視点で物事を見ていませんでした。単に言われた内容だけに注力してしまっていました。

 

もし「使用環境」と言った捉え方をして我々なりの考えなどを持っていれば、又顧客がどの様な考え方を持ってこの市場でビジネスを行っているのか等の視点を持って話し合いが出来ていれば違った結果になったと思います。
又は、「自分たちは貴方の指示された内容だけを行う」と言った事を明確に表現していれば話は違ったかもしれません。

 

自分たちは、製品を持って販売行為を行いましたが、製品をどう言った位置づけで販売するのかを深く考えてはいませんでした。国内では其れでも何とか対応できていたのです。
「作り手として自らが自らの責任においてどの範囲までどの様に責任を担保するのか?」との考えが曖昧だったと言えます。

 

製品の採用される市場によって、又自社の持つ経営資源によってどの考えで進めて行くかは変わるのですが、「決める」勇気と「覚悟」が重要である事を大いに教訓として学んだのです。
この点は、海外販売だから起こった問題では有りません。しかし、海外販売だからこそ明確になったとも言えるかもしれません。次回から新チャレンジがスタートします。

 

写真出典:Freepik

関連する記事

今年のブラックフライデーはどうだった?... 先月11月25日、アメリカ、ヨーロッパ、中国などで盛り上がりをみせたのが、「ブラックフライデー」という大々的なセールだ。日本でも様々なショップでブラックフライデーセールが実施されていた。実店舗やネットショップでは大いに売り上げを伸ばしたことだろう。まだまだ、日本には根づいてはいない、「ブラックフ...
中国向け越境EC市場の今とこれから(富士経済調査などより)... 中国のEC市場は、旺盛な購買意欲に支えられて著しく成長していることは、周知の事実だ。 数年前に日本を賑わせた爆買いから2016年は、越境ECに市場は移行し、まさに、越境EC元年とも言える年であった。その内容を裏付ける報告書が富士経済より発表された。報告書は「中国向け越境EC市場の実態と今後...
「製造業の海外展開」 チャンネルを構築する... 皆さん こんにちは。 さて、「マーケティング」の続きです。 今回は「チャンネル (channels)」についてです。 今迄お話して来た様に、従来は直接販売しか行っていませんでした。 しかし、今後の海外展開を考えた場合に営業方式も従来と同じ考えて良いのか?を検討し直しました。 こ...
今さら聞けない?新マーケティング用語... Webマーケティングではその概念や用語が日々進化し、新しい用語であったり、マーケッティングの仕組みやニュアンスといったものが変化している。そのスピードは速く、その中身もさまざまに多義化し難しいものになっているようだ。 今回は、そのマーケッティング用語として昨今、新しい概念として定着した感のあ...
オウンドメディアは必要ない?「分散型メディア」とは?... Webマーケティングの世界では、オウンドメディア(自社Webサイト)を使った集客という方法が一般的だ。つまり、コンテンツを自社サイトやブログなどに掲載し、トラフィックを集めるという方法だ。 一方、アメリカではそのコンテンツを自社サイトではなく、Facebook、Twitter、Instagr...
越境ECを展開するための5つの方法 今年も越境ECは注目を浴びるだろうことは、前々回の経済産業省の報告書などで明らかであるが、越境ECを始めるにあたっては様々な展開方法があることをご存知だろうか? 海外消費者に向かってオンラインショップを展開する場合、つまり、越境ECを介して、海外消費者に商品を販売する場合、その展開方法は、...

タグ: , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。