Live Commerceの最大のメリットはアップグレードが簡単にできること、カスタマイズができることです。
ECサイトにおいて必要とされるすべての機能を網羅したシステムは存在しませんが、必要とされる機能をつけ足したり、それを好きな時に解除したりできるECサイトシステムであったらどうでしょうか?
Live Commerceはこの点を完全にカバーします。つまり、必要とされる全機能を将来に向かって完成体に近づけることができるシステムということです。
従来のオープンソースEコマースでは同様のリソースを使いながらも、カスタマイズした部分がサイト単位で分散してしまい集中管理することが難しかったため、他のサイトでせっかく拡張した機能を次バージョンにデフォルトとして組み込むことができませんでした。また、機能を追加すればするほど、システムと分離されていないためカスタマイズするのに1週間も徹夜しなければならなかったわけです。
私は顧客のプロジェクト案件でサイト制作するとき、カスタマイズした部分を引き継いで、システムを次のバージョンにアップグレードすることはできませんでした。一度カスタマイズした内容は担当してシステエンジニアなしではさらにカスタマイズすることは困難に思います。ECサイトがこのアップグレード出来ないシステムこそ、Live Commerceが取り組むべき課題であり、この課題がクリアすることでECサイトの機能性、安定性はさらに強力になると信じています。
例えば、あなたはクーポンモジュールをECサイトに追加したとします。
その1週間後にLive Commerceよりアップグレードのバージョンがリリースされました。従来のEコマースであれば、アップグレードすることは光のない闇の森に行くようなものです。
しかし、Live Commerceならクーポンモジュールを再編集する必要はありません。システムだけがアップグレードされ、あなたの追加したクーポンはそのまま使えます。
これは将来に向かってLive Commerceにかかわる全ユーザーの開発工数、開発コストを削減できます。そしてWEBマスター、マーケティング担当者はウェブサイトでトラフィックを集めること、販売することだけに集中できるようになるのです。