« ブログのトップページに戻る

越境ECでGoogle AdWords 広告を運用する時、プロのコンサルタントでも見落としがちな○○な点

   投稿者 : 2017年5月18日 By

Google AdWords で高い運用パフォーマンスを出すには、ユーザーが興味・関心を引くための強いメッセージ(コンテンツ)に加え、行動に結び付けるための使い勝手のよいウェブサイト(ユーザビリティー)が必要です。そして、獲得したコンバージョンをどのように自社の製品購入まで結び付けるのか、ビジネス上の導線設計、、このようなことをプロのGoogle AdWordsコンサルタントは把握しており、クライアントに接するときは、こうした背景を把握した上でクライアントのAdWordsキャンペーンを設計していきます。

さて、今出てきましたコンテンツやユーザビリティーや導線設計という、ウェブサイトのコンバージョン率を高めるには非常に重要な要素ではありますが、越境ECに関して言えば、ユーザビリティーの観点でもう一つ重要な要素があります。それはローカライズ(Localize)という視点です。

ローカライズとは?

英語の意味では、「〜を限定する、局限する」などの意味に使われることがありますが、コンピュータ用語では、このように定義することができます。

ある国で開発されたソフトウェアを、他の国や特定の地域で使えるように言語や使用絵文字などを調整すること。

例えば、私が使っている Apple  の Mac Bookではシステム環境設定に以下のような設定がされているので、英語のユーザーでも日本語のユーザーでも各自の最適な環境に合わせてコンピュータを使用することができるようになっています。これをソフトウェアのローカライズと言います。

つまり、私たちが普段使っているiPhoneやWindows、Macはどの国・地域のユーザーでも問題なく使えるようにローカライズされたソフトウェアということなのです。

一方で、越境ECサイトを運用する場合、特に言語切替ができるようなウェブサイトの場合は、ウェブサイトのローカライズが必要になってきます。例えば、越境ECサイトの場合は次のような点でユーザーに対してウェブサイトが一致していないと、ユーザーにとって好ましいウェブサイトとは言えないばかりか、広告などをした場合、離脱率が高くなってしまう傾向があります。

正しくローカライズを行えば、日本人には日本語のウェブサイトが表示され、アメリカ人には英語のウェブサイトが表示されます。ローカライズを正しく行わないと、英語のホームページなのに、中途半端な日本語が残ってしまったりした場合、ユーザーからの評価はスパムサイトのような印象を与えてしまうかもしれません。

そこで、ウェブサイトにおけるローカライズとは、具体的にどのような点があるのか、次項で詳しく解説します。

ウェブサイトにおけるローカライズすべき点

ウェブサイトのローカライズとは、例えば米国ユーザーから日本の越境ECサイトを見た場合、ウェブサイトの表記は以下のようになっていることが望ましいと言えます。

例)越境ECサイトのような1つのサイトで複数の言語を表示させる場合におけるローカライズ点

日本ユーザー 米国ユーザー
言語 日本語 English
通貨記号 1,000円 $10.00
宛名 山田 太郎 様 Dear Taro Yamada,
メールなどの住所書式 東京都
港区六本木
1-1-1
1-1-1 Roppongi Minatoku Tokyo
Japan
日付書式 2017年7月10日 7/10/17 (月日年)
決済方法 クレジットカード
銀行振込
代金引換
クレジットカード
PayPal
配送方法 国内一律 EMS
Eパケット
Eパケットライト
8% なし
バナー画像 日本語 英語

 

ローカライズされた越境ECサイトの表示例

以下は当社が運営する Discovery Japan Mall の例になりますが、ウェブサイトをローカライズした場合の例をいくつか紹介します。

米国ユーザーから見た場合、ウェブサイトの言語は英語になり、通貨もUSドルになっています。

 

 

タイユーザーから見た場合、ウェブサイトの言語はタイ語になり、通貨もタイバーツになっています。

 

ウェブサイトのローカライズを行うには?

ウェブサイトもウェブアプリケーションと言われていますから、1つのソフトウェアと定義することができます。(ウェブアプリケーションとは、ブラウザで動作するソフトウェアの総称です。例えばHTMLやJavascriptを利用してユーザーが何らかの操作を行えるようにしたものをウェブアプリケーションと言います。)

ウェブアプリケーションのローカライズを行うには、2通りのやり方があります。

言語毎にウェブサイトを作る
1つ目は言語毎にウェブサイトを作る方法です。このやり方としては、日本語は /ja/ フォルダ、英語は /en/ フォルダのように、言語別にHTMLファイルを分類してサイトを作ります。HTMLタグに直接ローカライズポイントで提示した内容を記述するため、簡単にウェブサイトをローカライズすることができます。メリットとしては簡単にできることができますが、言語毎にローカライズポイントをメンテナンスしなくてはならないため、ECサイトのような通貨や住所書式などローカライズポイントが多い場合にはあまり推奨されません。
この手法は gTLD を使用したサブディレクトリ を用いた多言語サイトの運用ということで、Google でもこの方法によるドキュメントを公開しています。

ローカライズ用のウェブアプリケーションでウェブサイトを作る
多地域・多言語などのグローバルにウェブサイトを運用することを目的とした場合には、専用のウェブアプリケーションでウェブサイトを作成する方法です。
この手法は当社が提供する Live Commerce です。Live Commerceを使えば、ウェブサイトのローカライズという点を気にしなくても、言語別に様々なデータが登録できるようになっていますので、対話形式で簡単に多地域・多言語用のウェブサイトを作ることができる点です。

専門家でなくても、多地域・多言語に対応したウェブサイトを簡単に作ることが可能

ローカライズの応用

越境ECサイトのような多地域・多言語ウェブサイトを運用する場合、特に中国大陸ではグレートファイヤーウォールによって、中国本土に物理サーバを設置するか、または日中間をVPN専用線で接続しないと閲覧時間に問題が発生してしまいます。

ウェブサイトを中国語にローカライズしても、物理サーバが中国国外にあっては、ウェブサイトのパフォーマンスを最大化することはできません。そこで、ウェブサイトを言語別にドメインを取得し、物理サーバも国毎に分別する方法です。

この手法は国別にドメイン名を分ける(例: グローバルサイトは.com 、中国サイトは .cn等) か、またはgTLD を使用したサブドメインという手法で行うことができます。

1つのドメインで多言語サイトを公開する方法に比べて、国別にドメインを分ける運用は、ドメイン名と国の結びつきは最も強く、つまり最もローカライズされたウェブアプリケーションと言え、SEO対策の観点からは最も推奨されています。

デメリットとしては、ドメイン名を2つ維持管理しなければならない、SSL証明書を2つ取得しなければならない、物理サーバを2つ契約しなければならないなどのコスト的な負担は大きくなります。

以上、ウェブサイトのローカライズについて解説しました。

Google AdWords広告を越境ECサイト行うときのポイント

日本以外の国で広告を行うときは、次の点に注意をして行いましょう。

  1. ターゲットとする国・地域に完全一致した言語・通貨になっているか。
  2. ウェブサイトに関係のない言語、バナーなどは非表示にしてあるか。
  3. 会員登録までの流れが不自然ではないか。
  4. ターゲットとする国・地域への送料が自動計算されるようになっているか。

 

関連する記事

海外ECサイト運営を成功に導くための5つのポイント... 日本国内でECサイトを立ち上げて、一気に成長して伸び幅が少なくなってきた人もいれば、なかなか芽が出てこない人もいるでしょう。そんなときに、「海外に進出しよう!」という考えが浮かんでくるのも不思議ではありません。ECサイトはオンラインビジネスですので、開業にかかるコストがあまりかからず、海外進出するに...

タグ:

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。