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越境ECサイト、URLを国別にすることで現地ローカルECとして売上急上昇

   投稿者 : 2018年2月22日 By

本日は、越境ECを運営しているLive Commerce の全ユーザーを対象に、越境ECから各国向け現地ローカルECへのステップアップについての提案です。
これは何かと言うと、元々は越境ECで海外販売を始めてみたら、特定の国から特に注文が多いというような傾向がでてきます。

特に、日本からの越境ECで注文が多い国といえば、アメリカ、台湾、シンガポール、香港などです。

当社が運営するDiscovery Japan Mall や当社のお客様でもこうした国からの注文は多くなっています。
特に注文数が多い国については、越境ECのドメインではなく、各国の国別ドメインもしくはgTLDドメインでECサイトを立ち上げた方が、Googleがインデックスした時に、ウェブサイトと国を結びつけるアルゴリズムが機能するため、より強いローカライズを実現することができます。(これを、グローバルローカルECサイトと呼ぶことにします。)

そこでグローバルローカルECサイトとして、各国向けにURLを分類すると言うまったく新しい機能を紹介します。

 

例えば、越境ECサイトのメインURLは

www.onlinestores.com 

だとします。Live Commerceの言語切り替えの仕様では、

www.onlinestores.com/language/en → 英語
www.onlinestores.com/language/zh → 簡体字
www.onlinestores.com/language/zh-TW → 繁体字
www.onlinestores.com/language/ja → 日本語

というような、URLのパラメータに language/xx を付与することによってウェブサイトの言語を動的に切り替えるようになっています。

通貨も同様で、

www.onlinestores.com/currency/USD → USドル
www.onlinestores.com/currency/JPY → 日本円

URLのパラメータに currency/xx を付与することによってウェブサイトの通貨を動的に切り替えています。

つまり、

www.onlinestores.com/language/en/currency/USD → 英語でUSドル
www.onlinestores.com/language/ja/currency/JPY → 日本語で日本円

このようなルールによって言語に対して、指定した通貨を結びつける(結び付けないことも)ことができるようになっています。しかし、1つのURLで言語と通貨を結びつけるとどうしてもURLが長くなってしまいます。
そこで、Google ウェブマスターに掲載されている多言語サイト用のURL推奨パターンに習い、言語と通貨を別の新しいサブドメインURLとして定義し、国別に越境ECサイトを運用する形にしました。

具体的には、国別のURLの命名規則は以下のように定義されています。これは、国別にドメインを分けた方がGoogleの検索クローラーがどの地域を対象にしたウェブサイトなのかが理解しやすいということだと思われます。

URL 構造 長所 短所
1.国別 example.ie
  • 地域ターゲティングが明確
  • サーバーの場所に依存しない
  • サイトの分割が簡単
  • 高価(利用が制限される場合もある)
  • より多くのインフラが必要
  • ccTLD 要件が厳しい(一部)
2.gTLD を使用したサブドメイン de.example.com
  • 設定が簡単
  • Search Console の地域ターゲティングを使用できる
  • 複数の場所のサーバーを使用できる
  • サイトの分割が簡単
  • ユーザーは URL のみから地域ターゲティングを認識できない場合がある(例: 「de」が言語なのか国なのかが不明)
3.gTLD を使用したサブディレクトリ example.com/de/
  • 設定が簡単
  • Search Console の地域ターゲティングを使用できる
  • 管理しやすい(ホストが同じ)
  • ユーザーは URL のみから地域ターゲティングを認識できない場合がある
  • サーバーの場所は 1 か所のみ
  • サイトの分割が難しい
4.URL パラメータ site.com?loc=de
  • 非推奨
  • URL ベースの分割が難しい
  • ユーザーは URL のみから地域ターゲティングを認識できない場合がある
  • Search Console の地域ターゲティングを利用できない

 

2番目の方法であれば、1つのサーバでサブドメインを利用することによって、地域ごとにウェブサイトのURLを動的ではなくサブドメイン化を行うことができます。
今回、当社では自社運営するDiscovery Japann Mall にてグローバル越境ECサイトと、国別のローカルECサイトのURLを分けることによって高いSEO効果を実現することができました。

具体的には、以下のように、URLをサブドメインにより国別に分類を行いました。

  • Discovery japan Mall - United Kingdam イギリス向けECサイト
    URL: uk.discovery-japan.me
    通貨: ポンド
    言語: 英語これは、実際には 上述したURLの例で言うと、/language/en/currency/GBP というパラメータをバックエンドで呼び出していることになります。
    以下、アメリカも含めて同じ原理で行いました。
  • Discovery japan Mall - United Kingdam アメリカ向けECサイト
    URL: us.discovery-japan.me
    通貨: USドル
    言語: 英語
  • Discovery japan Mall - UAE アラブ首長国連邦向けECサイト
    URL : ar.discovery-japan.me
    通貨:ディルハム
    言語:英語
  • Discovery japan Mall - India インド向けECサイト
    URL : in.discovery-japan.me
    通貨 : インドルピー
    言語 : 英語
  • Discovery japan Mall - new zealand オーストラリア向けECサイト
    URL: au.discovery-japan.me
    通貨: オーストラリアドル
    言語: 英語
  • Discovery japan Mall - australia ニュージーランド向けECサイト
    URL : nz.discovery-japan.me
    通貨: ニュージーランドドル
    言語: 英語
  • Discovery japan Mall - canada カナダ向けECサイト
    URL: ca.discovery-japan.me
    通貨: カナダドル
    言語: 英語
  • Discovery japan Mall - Hong Kong 香港向けECサイト
    URL: hk.discovery-japan.me
    通貨: 香港ドル
    言語: 繁体字
  • Discovery japan Mall - Singapore シンガポール向けECサイト
    URL: sg.discovery-japan.me
    通貨: シンガポールドル
    言語:英語
  • Discovery japan Mall - Indonesia インドネシア向けECサイト
    URL: id.discovery-japan.me
    通貨 : ルピア
    言語 : インドネシア語
  • Discovery japan Mall - Malaysia マレーシア向けECサイト
    URL: my.discovery-japan.me
    通貨: リンギット
    言語 : 英語
  • Discovery japan Mall - Philippines フィリピン向けECサイト
    URL: ph.discovery-japan.me
    通貨 : ペソ
    言語 : 英語
  • Discovery japan Mall - Taiwan 台湾向けECサイト
    URL: tw.discovery-japan.me
    通貨 : 台湾ドル
    言語 : 繁体字
  • Discovery japan Mall - China 中国向けECサイト
    URL: cn.discovery-japan.me
    通貨 : 人民元
    言語 : 簡体字
  • Discovery japan Mall - South Korea 韓国向けECサイト
    URL: kr.discovery-japan.me
    通貨 : ウォン
    言語 : 韓国語
  • Discovery japan Mall - Thaikland タイ向けECサイト
    URL: th.discovery-japan.me
    通貨 : バーツ
    言語 : タイ語

 

ユーザーにわかり易くするために、地域別のサイトのトップページも作成しました。

URL別で分けてたことによるメリット

URLを地域別に分けるメリットとしては、

  • 検索エンジン対策で各国の検索結果に掲載する傾向が強くなる。
  • Google Shoppingのアカウントを国別で分けることができる。グローバルサイト1つで全ての地域をカバーする場合、アカウントが特定の国によっては警告が行われるリスクがありますが、ローカルECにしたことでそうしたリスクを国別に分散できるためリスクを回避できます。
  • URLからどの国のサービスサイトなのかを把握しやすくなる。
  • 管理画面は1つなので、ウェブサイトの管理工数は以前とまったく変わっていない。フロント側のサイトは増えたが、管理は一元管理ができている。
  • URL別にアクセス解析タグの設置が可能なこと。
  • 新たにドメインを調達する必要がない。
  • 新たにサーバを調達する必要がない。
  • 国別に決済方法を細かく指定できる。(Live Commerceの標準機能)

 

URL別で分けたことによるデメリット

  • ワイルドカードのSSL証明書を新たに購入する必要がある。
  • URL(国)別に商品の表示・非表示の管理ができていない。(←現在システム開発中)
  • 国別にメールアドレスなどを新たに作る手間がある。

 

まとめ

ECサイトを各国向けに海外進出する前段階で、このような国別のURLにしてサービスを拡大することができる拡張性がLive Commerceにはあります。
もし、国別に1つ1つサイトを立ち上げるとなると膨大な時間とお金が必要ですが、今回のようにグローバル越境ECサイトからの発展として、各国向けのローカルECサイトを立ち上げることで、日本のサービス品質のまま海外展開ができるということです。

ローカルECサイトについては、ファーストクラスにてオプションとして提供しています。
価格、納期についてはお問い合わせください。

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