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中国で第2位「京東商城(JD.com)」を調べてみた

   投稿者 : 2016年7月7日 By

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2015年12月楽天は、中国で第2位のECモール京東商城(JD.com)と連動している「JD Worldwide」内に新サイト「日本楽天市場官方旗艦店」を開設した。販売する商品は、中国の観光客が好んで購入するお菓子、健康食品を中心としたもので、楽天が販売主として販売している。
今回は前回調べた天猫(Tmall)につづき、中国EC市場で第2位と言われる「京東商城(JD.com)」と中国EC市場について見てみよう。

世界を圧倒する中国のEC市場規模

図1は2015年の世界国別BtoC-EC市場規模と成長率をグラフ化したものだ。図1が示すように中国が6,720億USドル、米国3,406億USドル、英国994億USドルとなっており、 中国が全世界の約40%ものEC市場規模を誇っている。
また、中国は前年比成長率を見ても、42.1%と他国と比べてもその拡大の大きさには、目を見はるものがある。
さらに、中国のインターネットの普及率は49.2%となっており、日本の普及率82.8%と比べると、普及しているとは言い難い。今後、中国でインターネットの普及が進めば、中国EC市場規模はますます拡大するだろう。

図01

 

中国のEC事業で売上げランクが高いところは?

2015年、中国のB2C-EC市場シェアは相変わらずアリババが運営する天猫(Tmall)がダントツのシェアで、57.8%。 次に、京東商城(JD.com)が2位で23.3%。さらに、苏宁易购(スーニンイーゴウ)が4.1%となっている。(図2)
 

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図3は2014年の中国における主要なEC事業者の売上高と前年比増加率をグラフ化したものである。
上位7社はどれも、前年比は増加しており、特に天猫と京東の2社が売り上げが大きく、 増加率も前年比の2倍以上と他を圧倒している。この流れは中国EC市場、さらには中国の小売業全体をも牽引したかたちになっている。

図03

 

中国第2位の「京東商城(JD.com)」の特徴

「京東商城(JD.com)」はタオバオのアリババグループと並び、中国の2大ECモールと呼ばれている巨大サイトで、2015年の年間取引額は4465億元(約7兆5000億円)と発表されている。京東商城は元々、家電製品の販売でシェアを伸ばしていたが、最近では家電以外にもアパレルや日用品、化粧品と幅広く販売している。
アリババが展開する「Tmall Global」との大きな違は2点ある。1つ目はマーケットプレイスだけでなく直販も展開している点。 2つ目は購入者まで直接届ける物流までをカバーしている点である。基本的には自社販売に力を入れており、日本のアマゾンのような販売方法と言える。以下にその特徴をまとめてみた。

1.電化製品が充実し、アフターサービスが良い!

もともと、電子機器販売からスタートした会社なので、競合のサービスと比較して電化製品の充実度が高く、さらにその製品には徹底したアフターケアがある。 例えば、購入してから7日以内なら、理由を問わず返品可能。さらに、15日以内なら品質を理由とする返品、修理が無料である。さらに返品に関しては家まで無料で取りに来てくれる。

2.配達サービスがスピーディですごい

京東商城は上海市内は京東商城自身で物流ネットワークを築いているようだ。 例えば「211限時達」という配達サービスは、主要大都市に限るが、当日、朝11時までに注文した場合、当日中に製品を届け、 当日の夜23時(PM11時)までに注文した場合は翌日の15時までに配達するというものだ。配達は宅配業者の配達員が持ってくるのではなく、京東商城の配達員が届けてくれる。

 

「JD Worldwide」には 日本製品専門の「日本館」がある

京東全球購(JD Worldwide)は海外企業のBtoCオンラインショッピングサイトで、世界中のブランドを中国の消費者に販売する通販サイトとなっている。その中で、昨年2015年6月1日には日本製品専門サイト「日本館」をオープンさせている。
JD Worldwide 日本館」では、オープン時に日本企業約300社の製品を約5万アイテム揃え、 トップページには花王、カシオ、資生堂、キャノン、パナソニック、無印など有名ブランドが並んでいる。出店できるのはブランドの正式代理店であることが条件のようだ。

日本館

日本製品専門の「日本館」

 

まとめ

中国のEC市場はここ数年、天猫(Tmall)と京東商城(JD.com)の二大巨頭が圧倒的シェアを占め、中国EC市場を牽引している。さらに中国EC市場は世界のEC市場も牽引していると言っても過言ではない。
中国EC市場は世界の最先端を走るEC成功事例として、規模だけではなく、ECサイトの使いやすさ、品揃え、新しい技術の導入、 カスタマーサポート、配送サービスや保証、どれをとっても世界のトップをいくレベルであり、そこには学べることは多い。

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