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なぜインバウンド旅行者が増えてもビジネスにならないのか?

   投稿者 : 2018年6月13日 By

インバウンドとは、英語のinboundで内向きに入ってくるという、意味です。
今、インバウンドという言葉がビジネスでよく使われますが、要は外国人が日本に旅行する過程の動線上でビジネスを狙っている企業が多いため、インバウンド=ビジネス という考え方になっています。

では、日本に旅行に来た外国人相手にどんなビジネスができるかといえば、まずは必ずお金が落ちる場所が

・ホテル
・航空券
・各種交通機関
・飲食店

です。

滞在中に利用するインターネット接続を提供するWifi端末のレンタルなども最近では空港受け取りなどで
増えています。

次が観光名所ならびに、観光名所周辺施設のレストランや併設された小売店へ来客が期待できます。
特にこのホームページを読んでいるユーザー目線だと、サービス業や小売店を中心に考えて見たいと思います。

例えば、銀座の松屋をショピングで行った時に、婦人服や化粧品などを一緒に見ますので、松屋にある小売店はその恩恵を受けます。自分たちで集客しなくても、松屋というブランドが外国人を集客してくれるからですね。

観光名所周辺にあるお土産屋なら、外国人が立ち寄る率が極めて高いのでインバウド景気はありがたいでしょう。

で、これだけだと単に来店した時に消費していくれるというメリットしかありません。
できれば、帰国後もなんらかの関係を強化したいものです。

ホームページを営業ツールとして、商品を買ってもらうなど、もう1つ2つぐらい仕掛けがあると便利です。

いきなり英語のホームページを作る方もいますが、インバウドをビジネスとして結びつけるのであれば、まずは店舗への集客なりしはありえません。なぜかというと、ウェブからいきなり知らない商品を買うことは常識的にありません。

まずは、店舗でどんな商品が売っていて、どんなユニークな商品なのかを吟味する、それからウェブサイトを見て、他にも興味があれば買っていく、、というのが自然流れになります。

ちなみに、松屋1階の化粧品フロアの店舗が下記です。せっかくなのウェブサイトも調べて見ました。太字が日本語を含む英語と中国が対応されているサイトで、多言語化率は42%という結果でした。

日:日本語
中:中国語
英:英語

アクセーヌ 日・中
イヴ・サンローラン 日
イソップ 日
SK-II 日・中・英
エスティ ローダー 日・中・英
エスト 日
オブ・コスメティックス 日
カネボウ/ルナソル 日
カバーマーク 日
クラランス  日・中・英
クリスチャン ルブタン 日・中・英
クリニーク 日
クレ・ド・ポー ボーテ 日・中・英
ゲラン 日・中・英
コスメデコルテ/コーセー 日
シスレー  日・中・英
資生堂  日・中・英
シャネル  日・中・英
ジルスチュアート 日
ディオール  日・中・英
ドゥーオーガニック 日
ドゥ・ラ・メール  日・中・英
トム フォード ビューティ 日
フレグランス 日
ヘルシーワン 日
ヘレナ ルビンスタイン 日
ポーラ 日
M・A・C  日・中・英
ラトリエ デ パルファム  日
ラ・プレリー 日
ランコム 日
ロクシタン  日・中・英
ロジェ・ガレ  日・中・英

都心一等地にある大手デパートでこの結果なので、当然地方にある観光名所周辺のウェブサイトや店舗サイトはおそらくほとんどが日本語のウェブサイトだけかと推測できます。
2018年時点での結果なので、今後期待したいところですが、インバウンドで今後訪日外国人旅行者の増加に合わせてウェブサイトの多言語化やECサイトの多言語化は必須と言えるでしょう。

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