« ブログのトップページに戻る

FacebookはEC市場に変革をもたらすのか?

   投稿者 : 2017年2月1日 By

イメージ画像

アメリカ、トランプ大統領のイスラム教7カ国からアメリカへの入国禁止したことは、各方面に大きな影響を及ぼしている。
そして、Google、Apple、Amazonなど、IT企業各社の代表も懸念を表明している。
Facebookの代表マーク・ザッカーバーグ氏もFacebookに投稿。「アメリカは移民の国であり、私はそれを誇りに思う」などと述べている。
自由の国アメリカはどうなるのだろうか? 今回は昨年10月にアメリカなど4カ国からサービスがスタートしたFacebookのECサービス「Marketplace」など、EC市場への取り組みについて見ていこう。

 

●Facebook Marketplaceとは?

2016年10月から始まったFacebookの新しいサービス「Marketplace」は米国、英国、豪州、ニュージーランドの4カ国からのCtoC向けサービスである。
Facebookは以前にもマーケットプレイスをリリースしているが、この時は利用者も伸びず、2014年には中止している。今回は満を持しての登場となった。
日本でのスタートはまだ未定であるが、スタートアップはそれほど遠くはないと思われる。
「Facebook Marketplace=商品の発見・購入・販売に便利な場所」として表現されているように、個人間商取引サービスのFacebookアプリの一つとなる。
ユーザーは自分の家電、家具、衣服などの商品写真、価格などを登録することで、近隣地域の任意のFacebookユーザーに販売できるようになる。
基本的にはFacebook版フリマアプリと言ったものである。
日本では、まだスタートしていないが、スタートすれば、メルカリ、ヤフオクが競合と言えるだろう。 特徴としては自分の近くにいるユーザーが物品の売買の対象となるところだ。
売却したい商品がある場合、写真を撮影し、希望価格を登録すると、近隣にいるFacebookユーザーに商品を見てもらうことができ、成約すれば、入金し配送となるが、独自の決済システムや配送システムなどの機能がない。
あくまで、Facebookは「利用者同士をつなぐ」ことが目的と言っており、この辺りを改変しなければ、新しいプラットホームとして、日本でその地位を確率することは難しいのではないかと言える。
次にFacebook Marketplaceのメリット・デメリットなど見いてみよう。

facebook画面

 

●メリット

通常のネットでショッピングサイトや個人から物を買う場合、相手のことは全くわからないと言ってよい。
FacebookはSNSの特質上、実名性である。つまり販売者、購入者の素性を知ることができる。どんな人が売っているのか、またはどんな人が買ってくれたのか、その人は何をしていて、何人の友人がいて、信用できるかなど判断することができる。
信頼性のある人との取引となるので、偽物による詐欺等の被害・トラブルに合う可能性が低くなると言える。
匿名性が低く、近隣のユーザー同士がやり取りするという性質から考えれば、このような詐欺行為は比較的発生しにくいだろう。
また、現段階では商品掲載の手数料は無料である。広告表示もない。

 

●デメリット

「代金だけ受け取って商品を送付しない」「送付された商品が紹介されていたものと違う」などの詐欺行為があった場合、Facebook側の救済措置が期待できない可能性が高い。
Facebookでは先にも記したように「決済における詐欺や他の問題などに関しては責任は取らない」と公言し、被害にあった場合には警察などの関係機関に相談するようにとしている。
メルカリなどのプラットホームにある決済システム、配送システムの導入はSNSという特性上、難しいのか、その点が気になるところだ。
基本的にはFacebookは「購入者と販売者をつなげることを第一に考えている」としている。CtoCプラットホームとして今後、日本でスタートする場合、独自の決済システムと配送システムなどの機能の実装に期待したい。

 

●Fasebookにはショッピング機能がある

あまり知られてはいないが、Fasebookには既にマイページで物品を販売できる機能として、ショップ機能が実装されている。 例えば、カナダの企業「Yankodesign」のFacebookページでは、「watches」「gadgets」などのカテゴリに商品を分け、時計やオフィイス雑貨などの販売をマイページで行っている。国内ではまだ、Facebookページで商品の販売をしているページは見たことはないが、今後、FacebookをECサイトとして活用する事例が増えてくるかもしれない。 現時点でFacebookのショップ機能によって、できることを確認すると以下の内容となっている。

1.製品と製品情報をアップロードする
・事前に製品カタログをアップロードしておく必要はない。また、アップロードできる製品数に制限はない。

2.製品をハイライトする
・数種類の製品をアピールできる。

3.Facebookページから顧客と直接やり取りする
・顧客は製品を見たり、ページにメッセージを送ったりして、製品の詳細情報を入手して購入できる。

4.インサイトを取得する
・各製品の表示回数と送信されたメッセージ数を確認できる。

yanko画面

Yankodesign

Facebookヘルプセンター: https://www.facebook.com/business/help/846547442125798

 

●まとめ

FacebookはSNSの王者として独走期間が長く続いている。その秘訣は、常に新しいことにチャレンジするスピリットにあるようだ。
SNSとは全く関係の無い企業を買収したり、新たなプラットホームを構築したり、そこには、現状に留まってはいけないという思考性が窺い知れる。
そして今後、FacebookはECを強化するつもりなのは確かなようだ。FacebookがEC機能を本格導入すれば、現状の広告収益の約6倍の収益が見込めるという予想もある。
FacebookがEC市場に本格参入となり、FacebookのSNS上で決済、物流まで完結できれば、2017年のトレンドは間違いないだろう。

 

参考:http://newsroom.fb.com/news/2016/10/introducing-marketplace-buy-and-sell-with-your-local-community/

関連する記事

多様化するECサイトの決済サービス ECサイトにおいて、決済サービスの選択肢をたくさん揃えておくことは、お客様を逃さない、コンバージョン率向上の重要な要因である。 実際の調査データでも、ECサイトで商品を購入しようとした際、希望する決済手段がないため、別サイトで購入した。または、買い物自体をやめたという割合は、49.8%(マ...
多言語、多通貨対応ECサイトの構築、その留意点は?... 最近のECサイトは越境ECであることが求められる時代だ。越境ECサイトを構築するは多言語対応、多通貨対応にする必要がある。 今回はひとつのECサイトで多言語、多通貨切り替え対応しているECサイトで、日本から海外に発信している越境ECサイトと海外から日本などに発信している越境ECサイトに別けて...
2016年、日本のEC市場はどうだった? 今回も前回に引き続き経済産業省から2016年の「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」報告書に基づき、国内のEC市場を中心にまとめてみた。 報告によると、日本国内のBtoC-EC市場規模は、15兆1,358億円。前年より9.9%増加したとしている。 各分野では物販系分野で8兆43...
押さえておきたい!スマホサイトのフォーム最適化のポイント... パソコンECサイトではコンバージョン率があるのに、スマホECサイトでは成約に至らないケースが多いのはフォームに問題があるケースが多い。せっかくスマホECサイトを作ったのに売上が伸びない、効果が発揮されないなど悩みがある方も多い。パソコンに比べ、入力にストレスを感じることの多い、スマホサイトのフォ...
3C分析で自社WEBサイトを強化するには 3C分析という言葉はマーケティングの世界では良く使われるキーワードではあるが、意外とその意味や実際に3C分析をどう行えば良いのかわからない方も多い。 今回は、3C分析を使って自社WEBサイトを改善またはリニューアルするときの留意点などをまとめてみた。   ●そもそも3C分析とは...
2015年に国内で伸びたEC商品は何ですか?... インターネットは2004年の時点では利用者数7,948万人、普及率で言えば66%であった。そして10年後の2014年の利用者数を見ると1億18万人、普及率は82.8%となっており、当然ながらインターネットは生活に欠かせない存在となった。利用端末を調べると、2014年のデータだが自宅のパソコンが5...

タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。