CPAが良い、Facebookに広告を出稿するには?

イメージ画像

Facebookを日々更新したり、チェックしている方は多いと思う。そのFacebookページに広告が掲載されているのを見たことがあると思う。Facebook広告を使えば、世界のFacebookユーザーに対して、あなたのECサイトの商品の宣伝を比較的安価で配信することができる。
また、Facebook広告はCPA(コストパーアクション)が良く、つまり、1件あたりの獲得単価が低く費用対効果が良い点が特長で、今、注目されている広告形式でもある。
今回は、このFacebook広告の特長や出稿方法などについて見ていこう。

 

●Facebook広告とは

Facebook広告とは、SNSの最大手であるFacebook上で配信することが出来る広告を指し、Facebook画面では画面の右側とタイムライン、スマートフォンではタイムライン上に表示される。Facebook広告の最大の特徴は、広告の表示ターゲットの設定を細かくできるところにある。
Facebookを使うには実名で登録するだけでなく、性別や生年月日、居住地、興味の対象を登録することも推奨している。そのため、Facebookはユーザーの詳細なデータを取得していることになり、そのユーザーデータ、年齢や性別、市町村区まで特定してターゲッティング設定が可能となるのである。

フェイスブック広告の事例

 

●Facebook広告の効果

Facebook広告は実名登録ならではの詳細な設定ができるところがポイントで、ユーザーステイタスに合わせた広告を出すことで、ブログやWebページヘのアクセスを増やし、コンバージョン率をアップすることが期待できる。Facebook広告は広告の配信先を絞り込める無駄のない広告と言える。
掲載される広告も写真や、動画つき広告も設定できるので、Google のリスティング広告と比較すると、ユーザー受けがいいのかもしれない。
オンライン・フォトブック作成サービスのTOLOTではFacebook広告により売上が2倍、獲得数もリスティングの7倍という成功事例がある。

フォトブックサービス事例

 

●Facebook広告のメリット

リスティング広告やディスプレイ広告に次ぐ、新たな広告媒体として登場したFacebook広告の特長は、何と言っても、実名制による正確なターゲティングが可能だというところだろう。Facebookの国内ユーザー数は2016年7月時点で2,600万人が使うソーシャルメディアとなっている。
このFacebookユーザーに対し、自社サービスにマッチするユーザーを設定し予算の中で運用できるところが最大のメリットである。Facebook広告のターゲティング精度は91%とWeb広告の業界平均の27%より非常に高い数値がでている。ターゲッティング年齢は13~65歳まで1歳単位でできることと、 性別、市町村区までターゲティングが可能である。
これらの設定により、かなり、精度が高いターゲティングが可能となっている。このようなFacebookターゲティングを活用することで、最も広告効果が高いユーザーに的確なアプローチが実現できるため、無駄な配信を減らし、結果的に費用対効果が高い広告の出稿となるのである。

 

●Facebook広告の出稿方法

広告の配信設定はFacebookアカウントを持っていれば誰でも配信できる。広告する画像又は、動画広告をベースに広告の目的や、ターゲットユーザー、予算、掲載期間など約30分もあれば、配信することができる。

STEP1:
広告を出す手順は、PC画面の右上の▼印をクリックし、”広告を掲載”を選択することでFacebook広告の掲載をスタートできる。

画像1

 

STEP2:アカウントを作成する

アカウントを設定画面

 

STEP3:広告を出すマーケッティングの目的を決める

Facebook広告の種類は大きくわけて13種類あり、その中からどのキャンペーン広告を使うかを選ぶ。図はウェブサイトでのアクセスを増やすを仮に選んだ。

広告キャンペーンの設定

 

STEP4:広告セットでターゲット、配置、予算と掲載期間を設定

●オーディエンス(ターゲット)

Facebookターゲッティングの最大の特長であるターゲットユーザーを設定する。地域、年齢、性別、言語、興味・関心設定などの詳細ターゲット設定ができる。

ターゲット設定画面

 

●配置

どのような場所で、ターゲット層に広告を配信するか選択できる。

●予算 と配信期間

予算は1日、500円から設定でき、掲載期間なども設定できる。

配置や予算の設定

 

STEP5:表示される広告の画像や文章を編集

広告の表示形式、広告画像のアップロード、リンクページの設定を行うことができる。また、広告につける見出しと文章を入力し注文を確定する。

画像のアップロードができる

 

STEP6:支払い方法の入力

支払い内容が完了すれば、Facebook 広告の設定はいったん完了となる。広告管理のダッシュボードが表示され、広告の管理はFacebookホーム画面の左 広告マネージャ又はビジネスマネージャより管理を行うことができる。
Facebook広告は広告配信までのステップが非常に簡単で、迷うことなく行うことができる。

 

●まとめ

Facebook広告は個人情報を多く扱う、Facebookならではのソーシャルメディア広告形式と言える。Facebook広告と合わせてInstagramへも同時に配信できるので、効率的にさらに広範囲に広告を出すことができる。
インターネット広告の市場規模は1兆円規模にまで成長したが、まだ、毎年の成長率は10%以上を維持しており、今後もますます成長が見込まれている分野である。この好調なインターネット広告の中でも、今、注目されているのがFacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのSNS広告である。Facebookページを運営されいる方は、設定もシンプルで、価格も安価なこのFacebook広告を一度、行ってみる価値はありそうである。

関連する記事

「夢展望」にみる、SPA型ファッションECのビジネスモデルの可能性... 10代~20代前半の女性向けファッションECを手掛ける夢展望が2013年6月7日に、東証マザーズ市場に新規上場すると発表しました。(上場予定日は同年7月10日) ファッションEC企業では、スタイライフ、マガシーク、スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)、エニグモ(BUYMA)に次ぐ5社目の上場です...
Instagramをビジネスで利用する 2010年に始まったInstagram(以下インスタグラム)は、スマフォカメラアプリで、撮影した写真を加工し、投稿するSNSアプリである。2015年9月時点でグローバルユーザーは4億人、国内では810万人のユーザーがこのアプリでSNSを楽しんでいる。昨年、2015年にはInstagram広告がリ...
FacebookはEC市場に変革をもたらすのか?... アメリカ、トランプ大統領のイスラム教7カ国からアメリカへの入国禁止したことは、各方面に大きな影響を及ぼしている。 そして、Google、Apple、Amazonなど、IT企業各社の代表も懸念を表明している。 Facebookの代表マーク・ザッカーバーグ氏もFacebookに投稿。「アメリ...
日本国内におけるSNSの世代別利用状況は?... 総務省の「平成27年度版 情報通信白書」のSNSの利用率に見ると、国内利用率はLINE(37.5%) 、Facebook(35.3%)、Twitter(31.0%)、インスタグラム(6.0%)という下図のような結果となっている。 この統計内容の対象者は国内13歳以上の男女2000人で昨年20...
最新SNS利用状況とSNSインフルエンサー... Facebook、Twitter、Instagram、LINE、最近では新たにMastodon(マストドン)とSNS市場が賑わっている。 SNSの機能も日々進化しており、ユーザー数も日々増加しているようだ。新たな動きとしては、SNSインフルエンサーが注目されつつあるところだ。 今回は20...
費用対効果が高い! Facebookダイナミック広告とは...   前回ブログ『広告運用者なら押さえておきたい「動的リマーケティング」とは』ではGoogle広告のリマーケティング広告について説明したが、今回は、Facebook広告のリマーケティング広告について見ていこう。 Facebook広告には画像広告、動画広告、スライドショー広告、...

タグ: ,

コメントをどうぞ