« ブログのトップページに戻る

ビジネスの最新進化系”経験経済”とは?

   投稿者 : 2014年10月15日 By

イメージ画像

現在、“経験経済”というものが顧客にとって重要な物だとされています。
例えばマーケティングを顧客の層に合わせたり、希望に添うようにすることが当たり前だと思いませんか?そうだとしたら、殆どの小売商人が同意見を持っているはずです。・・・ところが、そうすることで現実味(Authenticity)を失い、信頼できなくなってしまうなんていう顧客がいるそうです。顧客が求めているものは現実味のある経験を得る販売なのです。これこそが“経験経済”による問題です。では、経験を得る販売“経験経済”とは一体どういうものか、簡単にご紹介していきたいと思います。

マネージメントコンサルタントのジョー・パインによると「現在、需要を作り出すのに最も手っ取り早い方法は、売り手が一手間掛けたり、顧客がお金を払いたくなるほど引き付けられる経験を提供すること。」とのこと。つまり、“本物”の実感を求められているということになります。

今回のテーマである経験経済は、ビジネスの最新進化系です。これを説明するために、ジョー・パインはコーヒー業界を例えに出しています。

コーヒーそのものは、豆にしか過ぎません。このように考えた時、コーヒー1杯は僅か数円数銭の価値にしか値しないでしょう。これは、最も基礎的な農業経済の例です。しかし、その豆を焙煎し、ただの豆ではなくて商品として売るようになれば、値段が何倍にも膨れ上がります。これは、農業経済を後継した産業経済の例となっています。更に、お客さんのためにそのコーヒーを淹れてあげたら、また値段が上がります。これは更なる進化系であるサービス経済の例です。

経験経済における例では、どうでしょう。スターバックスのようなお店を考えてみれば簡単に分かります。スターバックスに入るお客さんはコーヒーだけではなく、雰囲気や空間、すなわち「経験」も購入しているわけで、豆本来の価値に100倍以上の値段を付けているのです。これこそが現在の経験経済です。

お店であれば想像しやすいかもしれませんが、どうやったらEコマースにこのような“経験”を提供することが出来るでしょうか。
一つの方法は、ただ役立つ情報を届けるだけではなく、売り手自身の個性が溢れるコンテンツマーケティングによって、顧客との現実的な関係を生み出すということではないでしょうか。
例として、ソフトウェアメーカーであるVideo Copilotのサイトに載っているチュートリアル動画を参考にしてみてください。コンテンツマーケティングとして成立しながら、それ以上に会社本来の動画作成に対する情熱も伝わり、その点でお客さんと現実的な関係が発生しています。

もちろん、カスタマーサービスによっても経験を作ることができます。お客さんとの関わりが単なるビジネス的な関係ではなく、商品への興味や情熱を分かち合っている接点が伝わることで、顧客が自然に現実的な経験を感じられることでしょう。経験経済において、その経験を得たいために、同じところで再び商品を購入したくなるのではないかと思います。

 

まとめ

経験経済には様々な取り組み方があります。けれども店の雰囲気や空間に頼れないEコマースの場合、売り手との現実的で共通の興味に基づいた関係が、顧客にとっての“経験”を生み出すものです。どうしたらこの現実味を自分の企業に取り入れられるかを工夫し、是非取り入れてみましょう。

 

参考:

http://www.practicalecommerce.com/articles/74355-Rendering-Authentic-Ecommerce-Shopping-Experiences

http://www.videocopilot.net/

関連する記事

「製造業の海外展開」:海外販売を新規スタートする意義... 皆さん こんにちは。 数回にわたって、海外販売第一歩の経緯をお話しました。 皆さんは、このチャレンジをどう感じられたでしょうか? さて、日本人口の減少・新興国の台頭などの社会構造の変化を受け、製造業での海外市場への参入、海外販売が今後の発展には欠かせないとお考えの方も多いと思います。 ...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2019.August)... 今年も梅雨が明け、8月に入り暑い日が続いている。8月は葉月(はづき)とも呼ばれ、由来は諸説あるようだ。 もっとも有名なのは、「葉落ち月(はおちづき)」が「葉月(はづき)」に転じたというもの。現代の9月にあたる葉月は落葉や紅葉が始まる時期、葉が落ちる月から来ていると言われている。 今月も最新の...
JANコードが海外販売に有利な理由 店舗で売られている商品には必ず、商品パッケージに必ずバーコードがついている。 バーコードと呼ばれている、縞模様と数字で表されいる表記は商品を管理するためのコードである。 これをレジで店員がコードリーダーで読み取ることで、その商品の情報や売れた時間、個数などが記録され、POSシステムをはじめ...
拡大する越境EC! 調査報告から読み解く... 日本政府は12月18日、訪日外国人旅行者が3,000万人を超えたと発表。 昨年の2,869万人を超え、初めて1,000万人を超えた2013年から、この5年で3倍に増えた計算になる。 インバウンド数が増加すると、同じように越境ECにおいても。近年、急速な成長を続けている。 そして、ペイパルは...
こんなに違うぞ!日本と海外のECサイトの違い... 海外向けECサイトを構築する時、日本人に向けたのECサイトと海外向けのECサイトではデザインを変える必要がある。日本では日本の国民に受け入れやすいサイトデザイン。アメリカならアメリカの、中国には中国の国民に受け入れやすいサイトデザインにし、情報発信したほうが良いのは当然である。 ターゲットに...
越境ECサイト構築費用 オンライン見積シミュレーター... 越境ECサイト構築を依頼する時に、いくらかかるのでしょうか? ECサイトの構築依頼は制作会社によって料金体系はバラバラです。 そこで当社では、越境ECサイト構築を依頼する場合の費用をデザインや翻訳等詳細な分類に分けてオンライン見積もりができるツールを作成しました。 ASPの月額費用の他...
このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。