« ブログのトップページに戻る

越境ECを展開するための5つの方法

   投稿者 : 2017年5月10日 By

イメージ画像

今年も越境ECは注目を浴びるだろうことは、前々回の経済産業省の報告書などで明らかであるが、越境ECを始めるにあたっては様々な展開方法があることをご存知だろうか?
海外消費者に向かってオンラインショップを展開する場合、つまり、越境ECを介して、海外消費者に商品を販売する場合、その展開方法は、おおよそ5つのパターンに分類することができる。
今回は、越境ECを始めるにあたって、オンラインショップの展開パターン5つについて整理してみた。

 

図表

【パターン1】国内に自社独自の越境ECサイトを構築し販売する

先ず、自社ECサイトを多言語化する方法がある。多言語化、多通貨対応した当社Live commerceプラットフォームなどを利用し、自社独自の越境ECサイトを構築する方法がある。
越境ECを自社で構築する場合、サイトの多言語化、カスタマーサポート、海外配送手続き、決済システムなど、諸外国に応じた様々なシステムを用意する必要がある。
サイト構築までは投資コストや時間はかかるが、収益率が高く、プロモーション戦略を独自に立てられる、ブランディングを戦略的に行えるなどメリットがある。

 

【パターン2】海外現地に自社独自のECサイトを構築し販売する

パターン2は商品のターゲットを海外現地に絞って販売を展開したい場合に有効である。
現地消費者に合わせたプロモーション施策やECサイトデザイン、EC機能の設定などが可能である。
また、現地でサイトを運営する際は進出国の商店法律や商習慣に合わせたサポートやオペレーションなどすべて自社で行わなければならないので、相当の現地対応力が必要となる。

 

【パターン3】国内の越境ECプラットフォームに出店し販売する

当社が運営する「Discovery Japan Mall」に出店するなどが実例であるが、パターン3は国内越境ECプラットフォーム上に出店し、商品を販売するという方法だ。
メリットはプラットフォーム運営会社より、翻訳対応、お問い合わせサポート、配送サポートなど様々なサポートを受けることができる。
様々なサポートを受けることができるため、海外向けEC展開の為のノウハウがない事業者も海外販売が行いやすいと言える。
反面、出店費用や販売手数料がかかること、プラットフォームの運営側の提供されるサービス内容や方針に違いがあるなど注意が必要だ。

 

【パターン4】海外のECプラットフォームに出店し販売する

海外のECモールに出店するパターン4は、例えば、中国なら「Tmall (天猫)」のような各国の代表的なECモールに出店し販売するという方法である。
メリットとしては、その国の有名モールサイトは多くの人が利用されているため、信頼度が高く、多くの集客力をモール側に期待することできる。
また、決済サービスや運営に便利な機能が予めモール側に用意されている。ただ、商品の翻訳、カスタマーサポート、海外発送手続きは自社で実施しなければならない。
また、出店するには審査があり出店手数料、販売手数料が徴収されるというデメリットがある。

 

【パターン5】越境EC購入代行サービスを利用して商品を販売する

パターン5の越境EC購入代行サービスは、海外消費者に代わってEC事業者のサイトで商品を購入し、海外消費者への発送・問い合わせなどを行うもので、国内販売業者には、海外向け決済・配送・法制度対応やカスタマーサポートといった業務は発生しない。
また、売上代金の未回収リスクもなく越境ECを開始することができるというものだ。

外国語対応、決済、配送、サポートなどに不安を覚える国内販売業者に変わって、これら内容を購入代行サービース業者が全て担うため、越境ECの中ではリスクが少なく、スモールスタートできる内容と言える。

購入代行サービスの事例としては、決済代行のGMOペイメントゲートウェイが行っている決済加盟店に対し、FROM JAPANの越境EC購入代行サービス「バナーをはるだけで海外販売」がある。
これは国内EC販売事業者が日本語の商品ページに所定のバナーを貼ることで、サイトへ訪れた海外の消費者が、バナーをクリックすることで、FROM JAPANの専用サイトへリンク。各国に適した言語に自動翻訳された商品・決済ページ上で、商品を購入できるというものである。

参考:「バナーをはるだけで海外販売

 

まとめ

越境ECを行う場合、先ず大切なのは、日本のサイトへどれだけ海外からの注文があるか確認することである。
越境ECサイトでなくとも、日本のサイトで買い物をしてくれる海外消費者はその商品が本国に無い希少価値の高い商品なので、購入しているものと考えられる。
海外消費者からの購入も、一定割合で注文が入ってくる場合は、越境ECを構築しても成功する可能性は高い。海外からの注文がたまにしかない、または全くない場合は成功の可能性は低いかもしれない。
越境ECで商品を販売する場合、何を販売するかは重要なポイントだ。
海外消費者が現地で買えるものを、わざわざ越境ECで買うことは無い。
日本独自の着物や日本茶、アニメ関連商品など現地では簡単に手に入らない商品を選び販売することは大事な要素である。

 

関連する記事

中国越境ECの現況と輸入関税引き下げ 2017年の中国の越境 BtoC-EC(日本・米国)の総市場規模は 27,556億円(前年比26.8%増)となった。 この中で、日本からの市場規模は 12,978億円(前年比25.2%増)、米国からの市場規模は 14,578億円(前年比28.2%増)であった。 中国の越境ECを通じての消...
越境ECにも影響するEUの「GDPR」対策行ってますか?...   先日、フェイスブックが保有する5000万人のユーザー情報の外部流出に関して、CEOであるマーク・ザッカーバーグは正式に謝罪した。この事件は、フェイスブックへのデータへのハッキングや、データ管理の不手際で個人情報が漏れたものではない。 しかし、ザッカーバーグは「faceb...
海外展開に関する補助金・助成金情報(2016.December)... 今年も師走に入り、慌ただしくなってきた。今年最後の海外展開に関係する補助金・助成金の募集状況を紹介する。 補助金・助成金は国や地方自治体から支援される「返済不要のお金」である。助成金は要件が合えば基本的には受給でき、補助金は予算があるため、要件が合っても受給出来ない可能性がある。 今回は...
「製造業の海外展開」 顧客は誰か! 皆さん こんにちは。 今回から新しいチャレンジのスタートです。 海外販売を成功に導きたいとの想いが一杯のスタートです。 海外販売第一歩の反省から「マーケティング」の重要性を認識し、先ず着手したのが「市場の絞り込み」活動です。「顧客は誰か!」とも表現しますね。 取り扱うのは引き続き...
過去最多! 海外に出かける”中国の春節2018”... 先週2月16日から中国では春節の大型連休が始まっている。 春節というのは日本でいう旧暦の正月である。 オンライン旅行大手、携程旅行網(シートリップ)などの発表によると、春節の大型連休を利用して海外に旅行する中国人が2017年より約6%も多く、その人数は650万人を上回る過去最多になると予測...
グローバルにみた各国の貿易・物流ネットワーク... DHLが先日発表した「GCI」 "グローバルコネクションズインデックス”では、製品サービス、資本、情報、人に関して各国が世界とどれだけ広くネットワークがあるかを分析している。 さらにそのネットワークの深さについても比較している。GCIによると、グローバリゼーションは前年...

タグ: , , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。