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「製造業の海外展開」 アプリケーションの開発

   投稿者 : 2015年7月24日 By

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皆さん こんにちは。
前回はハードウエアの社内標準化のお話をさせて頂きました。此処から発展していきます。

実は、モジュール化された社内標準ハードウエアに対して同時にソフトウエアも標準化作業を進めていました。ソフトウエアも個別で一から作るのではなくモジュールとして再利用できるように準備しておくわけです。
その中で、もう一つ着手したものが有ります。其れは、プログラムをするのではなく「設定」と言う作業でプログラムを作ってしまうソフトウエア、つまりアプリケーションの開発でした。
開発効率の向上を目指す中でソフトウエアの技術者の育成に時間が掛かり、その人の能力にプログラム品質が左右されてしまう事を改善したかったのです。

このアプリケーションの開発を行ったおかげで、ソフトウエア技術者でなくともアプリケーションソフトを作り上げる事が出来るようになり、人的活用が飛躍的に柔軟に行えるようになりました。
そこで、個別対応のお客様には標準化を進めていたのですが、逆に特化したアプリケーションをより有効に稼働させるための専用ハードウエア(本体)を開発して製品として仕上げる事にしました。簡単に言えばゲーム機(本体+ソフト=専用機)を作ったわけです。
お客様からのご要望にお応えする中でもこの専用機を組み込むことで、ある用途に関する部分はソフトウエア技術者でなくとも製品を作り上げる事が出来るようになりました。

話が少しずれますが、業界では当社の様な会社が当然幾つもあり、競争・競合状態にある中で、開発期間や性能、金額で競い合っている訳です。
この専用機を使う事によりエンジニアで無い人を開発にアサインでき競合他社よりも有利な状況を作り出す事が出来た訳です。

此処で、経営陣は一つの方向性を新たに出しました。
「この専用機を外販する」という事です。社内での効率化の為に開発したのですが、同じように効率化したい企業は沢山あるはず。ならば、それら企業に対して販売のチャンスが有る、と。
前述のようにお客様対応力で同様の競合他社とは有利な状況を作り上げたのですが、この競合他社をお客様にする事になる訳です。担当営業としては何とも複雑な感じですが・・・。
社内ユースの機器を外販できるようにするには其れなりに苦労が有りしたが、専用機としての外販が開始していきます。

そう、もうお分かりと思いますが、この専用機を持って海外展開をスタートする事になったのです。
我々と同様に開発効率化に悩んでいる企業は日本だけではない。海外での生産設備を構築しているシステムメーカーも同様の問題点を持っているはず。
海外へも販売が出来るはず。先ず、日本語にて作り上げたアプリケーションの全てを英語化する事が始まりました、同時に、取引先や銀行などからアメリカ市場の情報収集と人を紹介して貰う様お願いする事が始まったのです。今のようにインターネットも無く、情報収集は人が頼りです。
非常に心もとない状況ではありましたが、役員がデモ機を持って単身アメリカへ出発する事になります。

此処で疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思い、補足説明です。
それは、「英語」と言う言葉の壁です。この点では、良い環境と言うか、苦しい環境と言うか、マイクロコンピュータは当時その殆どがアメリカから情報が入ってきていました。新しい技術は全て英語の段階から入手し対応を迫られていました。したがって、英語教育は早い段階から社内にて行われており、経営陣が率先して英語に対して取り組んでいたのです。

ともあれ、この様な経緯を持って海外販売への第一歩が始まっていきます。

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