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中国最大のオンライン決済サービスAlipayとは

   投稿者 : 2016年8月9日 By

イメージ図

今、中国のオンライン決済サービスで圧倒的なシェアを誇るのが「Alipay(アリペイ:支付宝)」による決済方法である。1日の平均取引件数が1.7億件とその数も膨大だ。ユーザー数も8億人を越え、中国ユーザー数は4.5億人、モバイルユーザー数は3億人以上と言われている。その中、Alipayはオンライン決済だけではなく、オフライン決済でもAirレジによる対面決済が拡大する兆しが見えている。
今回は、この決済サービス「Alipay」の特徴と今後、日本でも多く導入されるであろう、Airレジについて見ていこう。

 

Alipay(支付宝)とは

「Alipay」(https://www.alipay.com/)は、 2004年にアリババグループにより設立された中国最大規模のオンライン決済サービスである。中国ではもともと、クレジットカード決済がさほど浸透しておらず、セキュリティ、商習慣の違いから主にデビットカード「銀聯」が使われていた。そのような中で、急激に普及してきたシステムがAlipay(支付宝)決済サービスである。

「Alipay」はエクスクローというシステムを導入しており、中国の第三者型オンライン決済においてはシェア50%を占めている。2004年に商品が購入者宅に届いてから始めて決済が行われる「エスクロー」を開始したことで、中国で受け入れられ、急速に普及したのである。「エスクロー」とは、不動産取引を安全に行うためにアメリカで考案されたシステムで、商業取引の決済の際に、中立な第三者による決済を行うことで安全な取引を保証するものである。

 

Alipay決済の仕組み

Alipayは「エクスクロー」によるオンラインスステムである。日本で比較的有名なPaypal(ペイパル)と非常に似たシステムと言える。エクスクローの仕組みは、商品購入者がAlipayに代金を支払い、売り手はそれを確認してから商品を発送する。そして、購入者が商品受け取り、Alipayに通知することでAlipayから売り手の口座に代金が移され決済が成立する流れである。Alipay決済の仕組みについては下の図を参考していただきたい。

alipayの仕組み

これにより、購入者が「商品料金を支払ったのに商品が届かない」といった中国におけるeコマース初期の課題を解決している。また、商品に問題があった場合など、消費者から、Alipayに問題を報告すると調査をしたうえで代金が返金される。このように、Alipayは消費者保護の立場に立っており、安心して支払いができるサービスを作り、システムを構築したことで、中国国内のネット通販で爆発的な広がりをみせた。

 

Alipayの国際決済

Alipayの勢いは国内だけではなく、その国境を越え、2007年8月から、海外ECサイトでのショッピングの支払い手続きをAlipayで決済できる「Alipay国際決済」の提供を開始した。メインとなるサービスは中国の消費ニーズにあった海外のショッピングサイトとなっており、決済通貨は、中国・元に加え、アメリカ・ドル、ユーロ、香港・ドル、シンガポール・ドル、日本・円、スイス・フラン、イギリス・ポンドなど14カ国の主要通貨に対応している。
また、決済銀行は中国銀行と中国建設銀行となっている。Alipayは国際決済の手段として、クレジットカードの不正利用されるリスクを解消でき、出店者にとっても便利で、安心な決済サービスといえる。

 

対面決済に対応したAlipay銭包(ウォレット)

Alipayはモバイルを活用したオフライン市場、対面決済に向けてスマフォ対応アプリ「Alipay Wallet(支付宝銭包)」を無償で提供している。「Alipay銭包(ウォレット)」はQRコードのほか、バーコード、音波による決済に加え、電子クーポンや電子チケットの管理機能、キオスク端末での決済などを提供してる。 「Alipay銭包(ウォレット)」を使えば、商品情報をQRコード化して店舗に掲載しておくだけで、消費者がスマフォを撮影するだけでEコマースとして代金決済を行うことができる。

また、昨年、2015年9月末には、Alipayはリクルートライフスタイルの運営する無料のPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」と連携し、日本で初めて「Alipay国際決済」の対面決済サービスの提供を開始している。日本では、QRコードを活用した決済というと時代遅れの印象があるが、中国最大のSNSサービス「WeChat(微信)」が展開している決済サービス「WeChat Payment」もQRコードを採用しているように、キャリアフリーで利用できるなど、中国現地ではQRコードを利用した決済が浸透している。

 

まとめ

日本の「LINE Pay」は2016年春より、オフライン店舗で使用できるモバイルペイメントサービス「モバイル決済 for Airレジ」を開始した。これは、消費者が自分のスマートフォンから決済専用QRコードを表示し、専用アプリを搭載したスマートデバイスのカメラでQRコードを読み取るだけで決済が完了できるというものだ。既に20万件以上のアカウントが開設され、パルコ、ビックカメラ、ローソン、近鉄百貨店など、様々な業種の店舗で活用が進んでいる。
今後、日本ではこのQRコードを用いた「Airレジ」によるモバイル決済方法が対面決済の主流プラットフォームになることは「LINE Pay」がこのシステムを推進していることでも明らかだろう。

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