« ブログのトップページに戻る

訪日外国人向け ネットを活用したインバウンド型マーケティング

   投稿者 : 2015年6月28日 By

訪日外国人向けにビジネスを仕掛ける場合、色々なアイディアが出てきそうだが、実際には店舗へ来てもらわないことには何も始めることはできない。
店舗に来てもらうためには免税店になる必要があるわけだが、店舗の立地に制限があるものの、それ以外は大して難しい要件はない。

いわゆるインバウンド型ビジネスでは、いかにして店舗に来てもらうための仕掛けを旅行代理店や旅行メディアサイトと連携して宣伝をしていくことに尽きる。

店舗に来てもらうことにすでに成功しているドンキホーテなどは、インバウンド型の次の戦略として事前予約サイトを立ち上げている。
今回は、訪日外国人者数が増えた現状に対してネットを活用してどのようにインバウンド型ビジネスに発展していくべきなのかを考察してみたい。

インバウンドをECサイトで受け止めるドン・キホーテ

ドンキホーテが立ち上げたwelcome doki を見てみると訪日外国人に対するヒントが見えてくる。
ドンキホーテは今や観光ツアーの中に組み込まれているほど訪日外国人、特にアジア圏からの観光客は多い。そこで店舗で当日に在庫切れにならないように訪問予定客に事前ネット予約サイトを提案している。ここで現地で買いたいものなどを事前予約しておくことができる。

この予約サイトがある為に、当日になって在庫がないという状況を回避することが目的だ。
多言語サイト対応となっており、サイトの使い勝手としては通常のECサイトと同じである。

 

 

店舗紹介が基本、一部商品は楽天グローバルで販売 LAOX

LAOXのサイトを拝見すると、訪日外国人を対象に全国店舗のアクセス情報を中心に掲載がされている。
多言語サイト対応となっており、アジア圏を意識した印象が伺える。
サイトを徘徊したところ、一部の商品掲載もされており、楽天グローバルにリンクが掲載されていてオンラインでそのまま注文ができるような仕様になっている。

 

多慶屋 土日は外国人だらけ

このサイトでは実店舗の紹介にどまっており、ネットの活用という意味ではECなどは行われていない。しかし、訪日観光外国人を上手に店舗へ誘導している。
私も多慶屋はよく行くユーザーでもあるが、土日にブランド館に行ったことが過去にあるのだが、ほとんどが訪日外国人、特に中国人の数がすごい。
高級時計やジュエリーなどまさに日本に来て多慶屋で買い物をしまくっている。会計も3桁に行くケースもある。時計で40万、家電で10万、食料品で5万、消耗品と化粧品で20万、、、こんな感じで爆買いが日常茶飯事である。

ネットでは現在店舗へのアクセス情報が中心となっている。実店舗には充実した多言語版のカタログなどがあり、観光客に対して丁寧に対応している。

 

インバウンドECを上手に活用している Blooms

BloomsはLive Commerceを利用してインバウンドECを上手に活用している例である。
まずはweiboやfacebookなどのソーシャルメディアを活用して訪日外国人向けに実店舗への誘引を行い、実店舗へ来ることへの特典をつけている。例えば着物の試着ができるなどの日本ならでわの特典がある。外国人にしてみればどれも初体験になるわけで、こうした特典をうまく活用して実店舗へ呼び込んでいる。
実店舗へきてもらうことで、観光客は帰国後もECサイトを通じて越境ECを基本に顧客をつなぎとめておく戦略だ。

もちろん、多言語サイトがあると、実店舗に来る前にどんな商品があるのかを事前把握することができるため、観光客にとっては事前にチェックしておくことができる。

 

参考情報

政府公式情報から取得した訪日外国人が日本で何をしたのか、、という調査結果です。
出所 :http://www.mlit.go.jp/common/001088584.pdf

下図:何を買ったのか

下図:どこで買ったのか

 

下図:訪日外国人の決済方法

 

 

まとめ

まずは実店舗への誘引をするためにも、免税店へのロゴマーク取得がはじめの一歩だろう。
実店舗へ来ることのメリット、訪問前に事前にネットでチェックができる多言語ECサイトの提供が多くの事業者でのスタンダートとなっている。

訪日外国人を対象にしたビジネス、ネットの活用方法

  • 実店舗に来てもらうための宣伝はfacebookやweiboを活用する。その際に訪問するメリットを必ず打ち出すこと。
  • 実店舗に来てもらった時は、免税にすること。(大前提)
  • 観光前に事前チェックができる多言語ECサイトをを用意しておくこと。(決済・配送機能がない事前予約サイトが好ましい) 
    こちらはLive CommerceでインバウンドECは対応可能です。
  • 帰国後に再度購入してもらえるようにECサイトのURLを観光客に告知する。

関連する記事

なぜインバウンド旅行者が増えてもビジネスにならないのか?... インバウンドとは、英語のinboundで内向きに入ってくるという、意味です。 今、インバウンドという言葉がビジネスでよく使われますが、要は外国人が日本に旅行する過程の動線上でビジネスを狙っている企業が多いため、インバウンド=ビジネス という考え方になっています。 では、日本に旅行に来...
中国インバウンド接客を高め、越境ECへ... 2018年1月から6月までの訪日外国人数は過去最高の前年同期比15.6%増の1589万8900人と発表された。上半期として初めて、1500万人を越えた。 これは、格安航空会社の便数増加などの影響もあり、今後も、引き続きインバウンド客数は伸びると思われる。 1月から6月の国・地域別の訪日外...
観光庁がインバウンドで推進する「日本版DMO」って何?... 2017年はインバウンド旅行者数は2,869万人となった。日本政府は2020年、オリンピックイヤーでは、4000万人を目標としている。 充分に目標達成はされる数値であるが、政府は数値目標として、三大都市圏(埼玉、東京、千葉、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫の8都府県)以外の地方部へのインバウ...
過去最多! 海外に出かける”中国の春節2018”... 先週2月16日から中国では春節の大型連休が始まっている。 春節というのは日本でいう旧暦の正月である。 オンライン旅行大手、携程旅行網(シートリップ)などの発表によると、春節の大型連休を利用して海外に旅行する中国人が2017年より約6%も多く、その人数は650万人を上回る過去最多になると予測...
2017年の訪日外国人客数と図表で見るインバウンド対策の現況... 日本政府観光局(JNTO)が2017年の外国人観光客数の発表した。2017年の訪日外国人数は前年比19.3%増の2,869万人と好調をキープしているという結果であった。 結果を見ると、ここ数年は韓国から観光客数が急激に増加しており、前年比40%増の714万人と、韓国人観光客が訪日観光客数の...
中国人旅行者の4割は訪日後、越境ECを利用している... 昨年12月12日、日本貿易振興機構(ジェトロ)が「中国の消費者の日本製品等意識調査」公表した。 報告書よると、中国の越境ECで日本の商品をを購入した経験が「ある」と回答した割合は67.7%と前回調査と比べて1.1ポイント上昇しており、越境EC利用者数は高い値で推移していることがわかった。 ...

タグ: ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。